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山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(やましたてるお)

株式会社山下ホーム

コラム

パッシブデザインの考え方

2019年3月25日

テーマ:家づくり

2020年の省エネ基準改正に先立ち、最近注目を浴びている「パッシブデザイン」という考え方。
太陽光や風などの自然エネルギーを最大限に活用して住まいを快適な住環境にするパッシブデザインの魅力についてお伝えします。

太陽の熱と光を 上手にコントロール

建物のあり方を工夫して自然を有効活用することで極力電気などを使わずに省エネルギーで快適な暮らしを実現するパッシブデザイン。
その手法は「①日射遮蔽」「②日射熱利用暖房」「③昼光利用」「④自然風の利用」「⑤高断熱・高気密化」の5つの項目からなります。
一つめの「日射遮蔽」とは、夏の暑い時期に室内に直射日光が入り込むことを防ぎ、涼しさを確保するという方法です。具体的には、ひさしやサンシェードの設置などが考えられます。
「日射熱利用暖房」はその逆で、冬期に暖かい太陽光を家の開口部から受け、その熱を蓄熱させて夜間に暖房として使うという方法。例えば、コンクリートなどの蓄熱効果の高い土間床に熱を蓄えて室内を温めることなどが考えられます。基本的には、日射熱を上手にコントロールして「夏は涼しく、冬暖かく」を省エネで目指すのがパッシブデザインの考え方です。
三つめの「昼光利用」は、窓の位置や大きさを計算することで照明がなくても室内を明るくするアイデアのことです。

高断熱・高気密が パッシブデザインの大前提

同じ気温でも風の強弱で体感温度が変わり、風速1メートルで体感温度が1度下がるといわれています。
この効果を利用して室内を涼しくしようというのが「自然風の利用」の考え方。
室内を風が吹き抜けるには空気の入り口と出口が必要で、室内に入り込んだ風はまっすぐ進み、壁にぶつかれば曲がって進むことなどを理解して、その地域、季節による風の向きなども考慮に入れた窓の設置計画をすることで部屋を快適にします。
窓の位置によっては、外からの風をつかまえやすくする工夫として開き窓を採用し、ウインドウキャッチャーの役目を持たせることも効果があるようです。また、室内の空気の流れも室温に大きく影響します。

例えば、暖かい空気は室内の下部から上部へ、冷たい空気は上部から下部へ移動する空気の対流も考慮しなければなりません。
室内温度をコントロールするには、まず大前提として、室内の「高断熱・高気密化」による断熱性能の確保が必要だとパッシブデザインでは考えています。「FPの家」はその点、全く心配なく、外気の寒暖の影響を受けにくい「FPウレタン断熱パネル」で家全体を取り囲んでいるので、パッシブデザインの家を実現するにはうってつけの住宅といえるでしょう。
太陽熱や光や風などを有効に活用して、自然を感じながら快適な住空間を作り出すパッシブデザイン。魅力的な住宅作りには欠かせない考え方です。

この記事を書いたプロ

山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(株式会社山下ホーム)

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