どう決めますか?住まいの色とデザイン
家づくりに敷地の制約はつきものですが、それを逆手にとって、豊かな空間が生まれることも。
小さくても楽しく快適に暮らせる家には、どのような違いがあるのでしょうか。
良い小さな家は広がりがあり、 空間を有効に活用する
書斎が欲しい、家事専用のスペースが欲しい、友達を呼んでパーティのできる広々としたリビングが欲しい…など、家づくりの想像が膨らむとたくさんの部屋が欲しくなり、あれもこれもとやりたいことが増えていきますが、そこに立ちはだかるのが敷地の条件です。
狭い土地でどのように豊かに暮らすかは日本の住宅の長年のテーマでもありますが、優れた住空間を実現する小さな家には、いくつかの共通点があります。
ひとつは、空間の使い方が多様であること。
一日の過ごし方を頭に浮かべ、部屋をどう使うかを想像しましょう。
例えば、書斎を使うのは休日だけ、家族がくつろぐ時間はリビングのソファよりダイニングのテーブルの方が長いかもしれません。
そんな場合は書斎はリビングの一角に、ダイニングはリビング兼用で大きなテーブルを置けば広い空間を効率良く活用できます。
このように、時間帯や頻度で部屋の用途を重ねることは広い空間を作る有効な方法です。
もうひとつは、動線や視界の工夫によって限られた屋内空間に広がりを与えていること。
部屋に複数の行き方があり、行き止まりのない回遊動線は家事の効率が良く、家を広く感じる効果があります。
そこまで面積に余裕がない場合でも、例えば小さな吹抜があるだけで開放感ある空間に。
密集地で採光の難しい立地なら、階段室や天窓と組み合わせて自然光を取り入れるのも良いですね。
天井高が低い住宅であっても吹抜があればメリハリが生まれ、圧迫感を減らす効果も期待できます。
注文住宅が得意な小さな家、 プロの知恵を活用しよう
空間の広がりは床面積だけでなく、動線の作り方、光や風の取り入れ方や窓の取り方など、部屋同士や外部との関係によって大きく変わります。
小さな家で豊かな空間を求めるにはアイデアや工夫の積み重ねが重要となるため、工務店や建築家の手がける注文住宅はまさに得意分野です。
「FPの家」なら優れた住宅性能とともに、工務店ならではのきめ細かな対応で敷地に合わせた家づくりが可能。
家全体が魔法瓶のように暖かく、吹抜や間取りによって一部の部屋が寒くなることもありません。
小さな家の利点には、建築費用や固定資産税、光熱費や修繕コストが抑えられること、隅々まで目が届きやすく、子どもが独立した後も空間を持て余すことなく暮らせることなどが挙げられます。
せっかくの家づくり、目の前の予算と土地を最大限に生かし、その条件の中でどれだけ豊かな空間が生まれるかを楽しんでみてはいかがでしょうか。