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コラム

「もしも」に備えるプランニング

2015年9月30日

テーマ:家づくり

コラムカテゴリ:住宅・建物

これから家を作ろうとする方の懸案事項のひとつが様々な災害への備えです。
今回はプランニングの視点から、「もしも」の時に心強いポイントをご紹介します。

●避難経路を考えた動線と食品や日用品を備える収納を
災害から身を守るにはそれぞれの地域特性に合わせた備えと同時に、住宅においては基礎や構造をはじめ施工精度や住宅性能が万全であること、そしてプランニング上の配慮が肝心。万一の際に住宅が事故の原因とならないように、慌てず落ち着いて対処できるようポイントを押さえての検討が重要になります。
 まず考えておきたいのは火災時の避難。屋内の動線は階段および各部屋の出入口から玄関まで見通しが良いのが理想的です。集合住宅や公共施設などでは避難経路を二方向に設けることが定められていますが、戸建住宅も玄関以外の避難経路は大切。住宅密集地では敷地が塀で遮られる場合も多いため、庭や窓など各所から避難するケースも想定しておきましょう。
 また地震や風水害などによるインフラの寸断を考え、食料品や日用品の備蓄スペースを備えるプランにも注目が集まっています。キッチンの近くなど普段から使いやすい場所に空間が確保できれば利便性も万全。消費しながら蓄える「ローリングストック」の考え方も参考になります。普段の倍の量を購入して古いものから消費し、半分になったらもう半分を購入することで常に在庫を蓄えておくという方法です。
 家具の転倒によるケガ、物の散乱などを未然に防ぐには新築時の収納計画が有効。つくりつけの収納スペースは通路を塞いだり避難を妨げることなく、屋内動線と一緒に検討できます。

●タフな住宅性能で末長く安心を
燃えにくいことや倒れにくいことなど、住宅性能の差は「もしも」の際に極めて重要。安全に避難するために十分な時間を確保できること、災害に見舞われても引き続き居住できることなど、家づくりの根幹に関わる部分は手間や予算を惜しまないようにしましょう。
 山下ホームは「自然素材」にこだわった家づくりをしていますが、それは仕上げ材に限ったことではありません。土台・柱には「JAS」に認定された、良質な紀州産のヒノキを標準で採用しています。50年、100年と家支え続けるしっかりとした骨組みを作っています。また山下ホームがおすすめする「FPの家」に使われているFPウレタン断熱パネルは住宅用の断熱材としては最高レベルの性能で快適な居住環境を保つことに加え、硬質ウレタンと木材が一体となることで構造においても非常に強い強度をもっています。地震や台風などの災害に対してタフであること、耐火性や耐水性に優れていることと同時に性能の経年劣化が非常に少ないことも特長のひとつ。老後や子どもたちの将来に対して安心の住まいを残すことができます。
 工務店の地元に根ざしたノウハウとプランニングに、優れた住宅性能を掛け合わせた家づくりが山下ホームの特徴です。時代を超えて家族が安らげる住まいを実現できる強みは、この点に集約されています。

山下ホームの家づくり-安全で長持ちする家-

この記事を書いたプロ

山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(株式会社山下ホーム)

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