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廣瀬貴志

失敗しない不動産・建築業者選びのプロ

廣瀬貴志(ひろせたかし)

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

コラム

子供の将来の為に土地を購入するとき考えること。

2020年11月30日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:家づくり相談

コラムカテゴリ:住宅・建物




富山で土地探しをされている方はいろんな方がおられます。

中には、将来の子供の為に住宅用地として土地を購入されたり、大きな土地を購入し分筆したり、宅地内の建築を考えられている方がおられます。

子供が結婚し、地元で暮らすという想いで購入されるのでしょうが、それは本当に良いことなのでしょうか?

【土地があって良い場合】

・子供が住まいを購入する場合、土地を提供することで、子供家族の金銭的負担が減る。

というところでしょうか?

のちに財産として残すという様なケースもありますが、よっぽど立地の良い場所でないと、財産として残された子供は負担になりやすいかもしれません。

【土地があってデメリットになる場合】

・子供がその土地で住まいを建てない場合は、土地や税金、購入したときの諸費用が無駄になる。

これに尽きると思います。

昔は土地が財産という考え方もありましたが、現在は難しいですね。

そのことについては以前コラムにしましたので参考にして下さい。

財産としての土地は今どうなのか?

でも本当のデメリットはもっと違うところにあるのかもしれません。


子どもの成長過程で、良かれと思って土地を購入した時に

”将来ここで家を建てればいいんだよ”

って言ったとしたらどうでしょう?

言われた子どもは、自然と将来は親が購入した土地で家を建てるということを、無意識に考える様になります。

子供が成長していく過程で、自分の道を決める際にその無意識が選択肢を狭めてしまうかもしれません。

本当はその子にとって選ぶべき選択肢があるのに、もしかすると無意識に選択肢としてすら選ばない可能性だって有ります。

実は無意識ではあるが、本当は意識しているんですよね。

例えば自分が車を購入する際に、購入したい車種があったとします。

今まであまり走っていないように感じる車が、購入を検討した時から街中でよく見かけたり、テレビや雑誌でも広告が目につく様になることはありませんか?

人は無意識に必要な情報を取集する様にできています。

だからこそ土地のキーワードを言い続けると、無意識に意識する様になり、子どもによっては自分の選択肢を狭めてしまう可能性があるので注意が必要な場合があります。

教育には色々な考え方があるとは思いますが、やはり子どもが自分で決められる様になることが良いのではないのでしょうか?

子どもの為だと思ってやっていたことが、もしかしたらそうじゃない場合もあります。

子どもの為だと思って土地を購入したことが、子どもを縛ってしまうこともあるので、もし子どものために土地を購入しようと思った時は、一回立ち止まってよく考えてみて下さいね。

子供の為に何かしてあげたい、残してあげたいという気持ちは本当に素晴らしいと思います。

そんな時はまず相談ください。

一緒に何が良い方法なのかを考えていきましょう。

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