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廣瀬貴志

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廣瀬貴志(ひろせたかし)

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

コラム

アパート家賃≒住宅ローンの返済額は正解?

2020年7月9日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:家づくり相談

コラムカテゴリ:お金・保険




よく住宅資金の話をすると、‟住宅ローンの返済額はアパートの家賃くらいが理想”という会話が聞かれます。

現在アパートに住みながら住宅購入を考えている方のほとんどは、そう考えているんじゃないかと思うくらい、皆さん言われるんですよね。

では本当に‟住宅ローンの返済額はアパートの家賃くらいが理想”なのでしょうか?


アパートを決めるとき皆さんはどのように決めますか?

アパートは物件の立地や利便性、築年数、間取りなどで家賃の価格には差がでますよね。

その中で優先順位を決めて物件を選んでいく方が多いと思います。

その時の家賃の上限をどうやって決めたのか、具体的に覚えている人は少ないのではないでしょうか?

実は家賃をなんとなくで決めてしまっています。

‟今ならこれくらいの家賃なら支払えるかな?”

‟少し高いような気がするけど、利便性を考えたら払えない家賃ではないかな。”

そういう漠然とした考えでアパートの家賃は決めている人がほとんどといってもよいくらいです。

『収入』-『生活費』の残ったお金の中で『家賃』の価格設定をなんとなく決めておられるようですね。

しかしながらその時に思っているのは、‟一生住むわけではない”ということです。

住んでみて家賃が重荷になってきたら引っ越すことも選択しやすいですよね。

だからこそ‟とりあえず”という思いでアパートを決めています。

その‟とりあえず”で決めた家賃を、住宅ローンの返済額にしてよいのでしょうか?


住宅購入を考えた時は、アパートのように

‟住宅ローンの返済が厳しかったら売って次の住宅を検討しよう”

と考える人は少ないですよね。

また住宅ローンを借りるとき多いのは、35年返済を選ばれる方です。

今まで生きてきた年数と同じくらいの返済期間になり、返済し終わるころには仕事をリタイヤしているような状況だということを考えると、嫌でも慎重になりますよね。

途中で家を売っても、次の住まいを購入する資金が捻出できるかといえば、ほとんどのケースで売却資金でローンを返済できず、何百万を捻出して完済し、新たな住宅購入資金を計画するのは難しい場合が多いのです。

だからこそ多くの方は‟一生住む覚悟”をして住宅購入をされるので、なんとなくで決めた家賃を基準として住宅ローンの返済額を決めるのは、危険なように感じます。

住宅ローンの返済額を決めるためには、住宅ローンの返済額を決めるというより、住宅購入に使える資金の総額を決めることが重要です。

住宅購入で生涯住むという覚悟をするとなったら、生涯のお金の計画をすることでより具体的な住宅資金が算出できます。

その上で住宅ローンの返済額を決めます。

借りる先で住宅ローンの金利は違うのは知っておられる方も多いのではないでしょうか?

しかし借入期間は長いので、その間ずっと同じ金利ではありません。

最近は借入先でイロイロ特色を出しておられるところが多く見られますので、目先の金利に惑わされてしまうと、後で困ることになる場合も少なくありません。

そんな借入先の選択も返済額を決める重要なポイントになります。

自分で決めるのは難しいと思ったときには、お気軽にご相談ください。

私たちがお手伝いすることで、住宅購入に使える金額の試算や自分たちに合った借入先の選択ができますよ。

この記事を書いたプロ

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