ダイエットセミナー(in ビューティーフェスタ)
皆さん、こんにちは。16年目に入ります富山ダイエットアドバイザーの水野直美です。
先日の8月11日に富山大和6Fにて、落合務シェフのトーク&クッキングショーに参加してまいりました。
20代の頃、洋食調理師をしていたわたしは、昔を思い出し、最近作っていないパスタをむしょうに作りたくなりました。
ところで、「はじめまして」のコラムに書かせて頂いてた「カルボナーラ対ペペロンチーノ」
皆さんは、どちらが太りやすいと思いますか?
レストランでは、カルボナーラの方がカロリーは高いと表示されていますが、実は脂肪分が多いカルボナーラの方が、太りにくいです。
「えーー」と思う方、本当に多いと思います。
私もダイエットアドバイザーのお仕事をする前は俄然、こってりしているカルボナーラの方が太りやすいと思ってましたから。
体脂肪はいつ作られるか?
太る=体重が増えるではありません。
筋肉量が増えて、体重が増えても、引き締まっていますので、ボディーラインが整い、シルエットが綺麗になり嬉しいものです。
「太る」というのは、余分な体脂肪が増えた時です。いつ、その脂肪が作られるかといいますと、
「血糖値が急上昇した時」です。
太るメカニズム
体脂肪を作り、保存させるホルモンは、ただ1つ、インスリンのみです。
「脂」で太ると考える方は多いですが、食べ物から摂った脂が身体の脂になる割合は意外と低いです。
インスリンが過剰分泌状態を作りだす栄養素は、脂質でもタンパク質でもなく、唯一糖質のみです。
食事で摂った糖質は、小腸より吸収され、主にリンパ管を介して血流に乗ります。
そして、これを細胞内に摂り込み、ほぼダイレクトに中性脂肪に変換して貯蔵する事ができます。
インスリンが血糖値を下げるのは、人類の飢えの歴史の中で作られた
「エネルギーが多く摂れれば、それを貯蔵型にして保存しておく」
というシステムが働くからです。
鎌倉女子大学の実験で、健常者の女子大生が、焼肉のみ一人前食べるのと、白米のみ一人前食べるのでは、どちらが血糖値を急激に上げて、その後に急激に血糖値が下がったかといいますと、白米でした。
この急激に血糖値が上がって、急激に下がる現象はインスリンが大量に分泌されたことを、示しています。
つまり、カロリーが高くても焼肉は血糖値を上げるインスリンの過剰分泌には影響しません。
麺以外の食材がほぼオリーブオイルしかないペペロンチーノに比べ、カルボナーラは生クリーム、卵、ベーコンなどのタンパク質脂質が麺を分厚くコーティング。それが麺(=糖質)の吸収を遅らせることで、血糖値が急上昇することなく、インスリンの分泌を抑えることが出来ます。なので、カルボナーラの方が太りにくいというわけです。
食べる順番でインスリンの分泌量が変わる
日常、血糖値を急激に上げない食べ方を意識するだけでも、未来の体は変わってきます。
「GI値」はご存知ですか?食材、食品の血糖値の上昇の度合いを数値で表したものです。
私も、食べる順番の話は、ダイエットスタートの2回目ぐらいにお話させていただいています。
私のサロンの体脂肪がけっこう多い方は、ご飯から無意識のうちに食べていることがけっこうあるわーと言われます。インスリンの仕組みを考えると、ご飯や、イモ類、麺類、パンなどの炭水化物は、後半に食べるのがいいですね。
そして、食べる順番は意識しながら、料理は「美味しいー」と言いながら食べることオススメです。
「美味しいー」と言いながら食べるともっと美味しく感じて、幸せな気持ちになれますし、作った方への感謝の気持ちも自然と湧いてきます。
心が満たされる食事の仕方って、本当に大切ですよね。
ダイエット中でも、たまには、一流のシェフの料理も心の栄養として堪能されて、ダイエットにも良い結果が出る方、結構いらっしゃいます。料理人の方の、心が伝わってきたときの感動で、きっと良いホルモンが出るのだと思います。
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http://scheart.net