サーマクールが注目を浴びているわけ
それは多くが創傷治癒という身体が持つ働きを応用した治療だからです。
レーザーであろうがダーマペンであろうがそれ以外であろうが、この基本はみな同じです。
創傷治癒とは傷のダメージから回復するシステムのことをいいます。
ダメージから回復する時には細胞が活性化します。
この「活性化する」ことを応用するわけです。
即ち、治療では創傷治癒というシステムを引き出すためにわざとダメージをまた与えるのです。
しかしそのダメージが大きいと傷から回復するまでに時間がかかってしまい、それが新たな傷跡になってしまいます。
なので、与えるダメージは小さくないといけません。
1回あたりのダメージは小さいのでその分治療回数が必要になります。
しかも与えたダメージから完全に回復してから次のダメージを与えないといけません。
治療間隔が短過ぎるとダメージが蓄積して結果的に大きなダメージになってしまうからです。
「時間がかかってしまう」のではなく「時間をわざとかけている」わけでもありません。
「時間をかけなければならない」のです。



