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木村哲治プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

(再掲)私がなぜPRPFにたどり着いたか(改訂版)

木村哲治

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テーマ:PRPF(多血小板血漿治療)

しわ・たるみ・頬やまぶたの凹み(顔のコケ)に対する治療としてPRPFを専門的に行なっている私も昔はヒアルロン酸やコラーゲン注射などの注入剤を用いたり、場合よっては脂肪注入をしていました。富山院が開院して今年で21年を迎えますが、当時はまだPRPFのPの字も存在しませんでした。

では私がなぜPRPF推しになったのかを簡単にですがあらためてお話ししようと思います。まぁ1番は私自身が治療を受けてその良さを実感したからなのですが、注入剤や脂肪注入を選択しなくなった理由を以下に記してみます。

まずヒアルロン酸をはじめとした各種注入剤ですが、私が思うに正直言って効果の持続期間が皆さんが期待するほど長くないのです。なので意外に短めの間隔でメンテナンスが必要になります。それと、製品自体は安全な物質であっても、人工物(つまり血液循環のないもの)を多量に注入することは安全上避けた方がよいと私が考えているからです。注入剤による合併症も以前に比べるとよく知られるようになりましたね。

次に脂肪注入ですが、これはまず注入するための脂肪を採取するという別の手術が必要になります。それ自体は本格的な脂肪吸引ではないので大ごとでもないのですが、患者さんにとっても医師にとっても手間が増えることには変わりはありません。手術が2つになるのでその分コストも増します。顔面の皮下脂肪と腹部や太ももの皮下脂肪では性質が違うということも重要なポイントです。あと、コケ顔を治療する場合に顔やせしているタイプの人では充分な皮下脂肪量が確保しにくいという問題があります。そりゃ何箇所から採取してくれば何とかなりますが、あちこち手術されたんでは患者さんもたまったものではありませんよ。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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