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木村哲治プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

人は正常な側を好むとは限らない

木村哲治

木村哲治

テーマ:美容外科

例えば右側の二重瞼の幅は広く左側は狭い人がいるとします。

この人、じつは右側にはごく僅かに眼瞼下垂があるため無意識に眉毛を上げて見る習慣がついているのです。眉毛を上げると上瞼の皮膚が引き伸ばされるためその分二重の幅は広く見えます。左側にはそれがないのでむしろ狭く見えるというわけです。

この場合、正常なのは左側で異常(便宜上こう表現します)なのは右側ということになるわけですが、当の本人は幅が広く見える方を好むため「左を右に合わせたい」と考えます。

ところがこれは「正常を異常に合わせたい」ことになるので、簡単にはいかないことがあるのです。

人は医学的に正常か否かとは関係なく自分の気に入った方を正しいと捉えがちなものです。しかしこれは時に大きな落とし穴になるため注意しなければいけないと思います。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

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