わざわざ探しちゃダメ

2020年10月17日

テーマ：美容外科

コラムカテゴリ：医療・病院

昔、総合病院勤務時代によくあったなぁ。

「先生、普通にしとりゃ大丈夫なんやけど、こうしたら痛いんやわぁ」（患者さん）

「わざわざ痛いポジション探し当てたらダメでしょうに（笑）」（私）

ついつい探してしまう心理はよく分かりますよ。でも、探してまで見つけるのは止めましょう。

これと同じようなことが美容医療でもあります。

特に二重まぶたの術後にありがちなのが、鏡を見ながらわざわざ半開きの眼でラインを細かく観察するというやつです。大体こういう時は眉毛を上げてうす眼になって見ているので、上まぶたは引き伸ばされたようになります。

もうお分かりですよね？せっかく固定した場所に引き伸ばす力を加えたらダメでしょう。超人ハルクが変身する時のワイシャツみたいなもんです。

明らかに不都合な自覚症状がある場合は別として、術後には余計なことをしてはいけません。そっとしておくのが1番です。これは二重まぶた以外でも同じことです。

この記事を書いたプロ

美容医療のプロ

木村哲治（カメイクリニック富山院）

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