たるみ治療における盲点
今ではしわ・たるみ・頬やまぶたの凹み(顔のコケ)に対してPRPFを治療の主軸としている私も、昔はヒアルロン酸やコラーゲン注射などの注入剤を用いたり脂肪注入をしていました。
それしか方法がなかったからです。
例えば富山院は開院して20年近くになりますがその頃はPRPFのPの字も存在しませんでした。
医療はかくも進歩します。なのでタイトルもあえて(現時点で)と書いたわけです。この先さらに発展するかもしれませんからね。
さて、前述した注入剤や脂肪注入は現在も治療の選択肢として充分に存在意義のあるものですが、ではなぜPRPFを優先するに至ったかをザックリですがお話ししましょう。
まず、注入剤は正直言って効果の持続期間が皆さんが期待するほど長くないと私が感じていること。広範囲に注入するとなると結局結構な金額になること。あと、いくら安全な物質とはいえ人工物(つまり血液循環のないもの)を多量に注入するのは避けたいと考えていることなどが主な理由です。
次に脂肪注入ですが、これは注入量の約半分が吸収される場合もあることや、顔やせしている人では充分な皮下脂肪量が確保できないことなどが主な理由として挙げられます。
ハイ、ここで皆さんは「脂肪ならいくらでもあります♪!!」とお約束の如く絶対にそう言われるのですが、冗談抜きで実際に欲しい量が採取できないことがあるのです。本当なんですってこれが。
以上、簡単ですが。