コラム
リバイバル
2019年5月30日
昔流行していたものが時を経て再流行するということはよくありますが、これはファッション業界だけではなくどんな業界にも当てはまるのではないかと思います。
そしてそれらに共通するのは単なる昔の繰り返しではなくて、大なり小なり変化が加えられているということです。進化と表現すればいいのかな?
美容医療業界に於いても例外ではなく、ある技術が時を経て改めて見直されることがあります。
ダーマニードリングというのもそのひとつだなぁと個人的に感じています。これは肌に細かい穴をあけることで皮膚に物理的刺激を与えてコラーゲンの再構築をはかる治療のことです。物理的刺激とはいっても摩擦を加えることではありません。ここ、重要です。
さて、剣山の如く針で穴をあけることから始まったこの治療も、何を使って(レーザー類を含む)穴をあけるか?とか、穴をあけた後どうするか?など色々な点で進化を遂げてきたわけです。
正直言いますと、私の場合ダーマローラーやダーマニードルなどの器具よりもフラクショナルレーザーを使用することが多くなっていました。
しかし最近ダーマニードリングの効果を再認識する機会があり、「なるほど」と思った次第です。同時に、やはりただ穴をあけるだけではなく、その後に何をするかが重要だということも再認識しました。
というわけで、今後は再び治療の選択肢として自分の頭に入れておこうと思います。ただし症例を慎重に選ぶ必要があると思います。
なぜなら決して安価な治療ではありませんし、肌質改善や薄毛など対象は何であれ1回のみの治療で完結することはないからです。特に前者はどうしても回数と期間を要します。
その他、表面麻酔が必要であったり、細かく出血することもあるなどの留意点があるので、よく相談して治療計画を立てることが大切でしょうね。
関連するコラム
- 日焼け止め最新情報 2014-09-12
- 髭剃りに潜む落とし穴 2017-08-16
- サーマクールが注目を浴びているわけ 2013-05-16
- 肌老化を抑制するコツ 2017-05-19
- ケミカルピーリングのすすめ 2015-01-23
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
木村哲治プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。