コラム
私が「鼻は気軽に手術を受けるべきではない」と思う理由
2019年2月20日
個人的に鼻の整形というのはヒアルロン酸注入で鼻筋を通すか、さもなければ全体的な手術かの二択であり、鼻のプチ整形手術などは本来ないと思っています。そして何より鼻の手術はそれを専門とする医師に委ねるべきだと思います。
鼻は全体のバランスが極めて重要です。今現在どこが気になるにせよ、骨や軟骨などを含めた元々の形状に課題があるわけなので、ある部分だけをどうこうして簡単に解決できるとは思えないのです。もちろん個人差はありますが。
例えば小鼻縮小(正しくは鼻翼縮小)ですが、自分で小鼻をつまんでみると分かるように横幅が狭くなると先端部分が強調されます。つまり先端がかえって団子鼻に見えてしまうという別の問題が発生します。
糸で鼻先を高くしたりシリコンプロテーゼにしてもそうですが、元の土台から見直さずに高く伸ばそうというのはサイズの小さな靴を我慢して履くようなもので、多少は伸びるので履くには履けますが、いずれ不都合が出てくる予感がしますよね。
それに忘れてはならないのは、小鼻を含めて鼻先は柔らかくて動きのある場所だということです。つまんで左右にグニグニと動かすことができますし、鼻をほじる時は鼻の穴が広がりますし、鼻の中を覗きたい時は鼻先をグッと引っぱり上げることもできるわけです。
手術の内容によってはこうした当たり前にできていたことに制限が出る、あるいはできなくなる可能性も常に頭に入れておく必要があると思います。
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