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ボトックスによる小顔治療とは何か

2018年3月1日 公開 / 2018年6月8日更新

テーマ:ボトックス

コラムカテゴリ:医療・病院

まずはじめに、いわゆる「エラが張った状態」を正式には特発性咬筋肥大症と呼びます。

これまでの経験上ボトックスによる小顔治療を希望される方の多くが習慣的に歯ぎしりをしておられるように感じます。歯ぎしりには歯をこすり合わせるようなタイプと力強く噛みしめるタイプの2通りあるようで、前者はギリギリという音がするので自分でも分かりやすいのですが、後者は音がしないため、朝起きたらあごがダルく感じたり、歯科医院で歯がすり減っていることを指摘されて初めて気付く方が多いようです。ちなみに私は前者でした。

エラの部分に手を軽く添えて奥歯を噛みしめると力こぶができるのを感じ取ることができます。これが咬筋というものを噛むための筋肉です。歯ぎしりというのは夜通し咬筋の筋トレをしているようなものなので次第に咬筋が目立ってきます。そうなると筋肉は常に緊張しているような状態になり、なお歯ぎしりをおこしやすくなるという悪循環に入ってしまいます。

ではこれとボトックスと小顔がどう関係があるのかというと、ボトックスは筋肉の過剰な緊張を除いてくれます。そうすると真夜中の筋トレすなわち歯ぎしりが止まり咬筋のボリュームも減っていきます。その結果頬部の厚みが減ってフェイスラインがすっきりというわけです。筋肉が減るといっても日常生活で咬筋は必ず使っているので減り過ぎてコケてしまうことはありません。

ボトックスによる小顔効果というのはこうした理屈によるものです。

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