眼瞼下垂が改善すると二重まぶたの幅が狭くなる
刺青のお話です。
さて、患者さんの1番の望みは「できるだけ早期に消したい」ではないでしょうか。
「治療費は?」や「キレイに治るの?」なども当然気になる点ですが、最大の関心事は治療期間だと思います。
というのは、患者さんは社会生活をおくる上で既に何らかの不都合を感じて受診されるわけですから、
例えばいくら安価でキレイに消せたとしても、治療完了までに10年かかるようでは厳しいのです。
このことから現在私は「黒系単色のものにはQスイッチルビーレーザー」、「それら以外のものは手術」という基本的方針を持っています。もちろん例外もありますが基本的にはこれです。
刺青は病気ではありませんし、傷跡のように本人の意向に反して身体に残ったものでもありません。
ですから本当の意味で刺青のためだけに開発された医療レーザーなどは存在しません。
複数台のレーザーを組み合わせた治療や、皮膚を薄く削ってからレーザーを照射するとか、それらはもう何年も前から多数経験してきました。その過程を経て先述した基本的方針に至っているわけです。それほどまでに刺青の治療は単純ではないのです。意外に思われるかもしれませんが、実際はそうなのです。
刺青の治療においては「何という名前の治療機器を使うのか?」が最重要なのではなく、
「その刺青がどんな刺青(深さ、色など)なのか?」が鍵を握っているのだということを知っておいて下さい。