献体とはどういったものなのでしょうか?

勝山宏則

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医学の発展のために、医科大学や大学医(歯)学部にご遺体を

無償で提供することを献体(篤志献体)といいます。

献体は学生の解剖学教育として解剖実習に使用されます。


本人が生前から献体を強く望んでいて、死亡間際にもその意思が

変わらない場合は、献体の手続きを取ります。

献体は受け入れ側の都合もございますので、死亡後に献体する

機関に速やかにご連絡します。


献体の生前登録は、篤志解剖全国連合会、白菊会などの献体団体で

受け付けています。手続きを始め、献体に関する様々な情報は、

これらの団体に予めお電話などでお問い合わせすると良いでしょう。


なお、献体は本人の同意以外に本人の2親等以内(祖父母、両親、

子供、孫)の家族全員の同意が必要になります。


ご遺体は葬儀・告別式が終わると、大学の医学部などに搬送されます。

その後、解剖実習などを終えて、ご遺体は丁重に火葬され、

骨壺にご遺骨が納められてご遺族の元に届けられます。

献体からご遺骨となってご遺族の元に帰ってくる期間、各施設に

よっても異なりますが、約2~3年が目安となっているようです。

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勝山宏則
専門家

勝山宏則(葬祭ディレクター)

大成祭典株式会社

80年以上に渡り、冠婚葬祭を取り扱ってきた葬儀社「大成祭典」。ご遺族に寄り添った葬儀施行、徹底した社員教育によって高い顧客満足度を実現する。

勝山宏則プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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