「忌中」 「喪中」とは…

勝山宏則

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死の穢れ(けがれ)によって忌(いみ)籠り(ごもり)したのが「忌中」。

忌明け後も弔意を表すのが「喪中」になります。


近親者が死亡したとき一定期間喪に服することを忌服といい、近親者は

死の穢れに及んでいるため忌籠りしました。特に死後間もないときは、

忌籠りしていることを告知する必要から、昔が玄関などに忌中紙を貼ったものです。

近年では防犯上の問題から、忌中紙を貼る習慣が少なくなっております。


喪中は忌が明けた後も近親者が弔意を表すために、家に籠っている状態をいいます。

明治7年の忌服令によると、忌中の期間は細かく決められていましたが、

現在では四十九日まで、喪中は1年間とするのが一般的なようです。

喪中が明けるまでは慶事への出席、神社への参拝、年始廻り、正月行事などは控えましょう。

年賀欠礼の範囲は実父母、配偶者の父母及び兄弟姉妹の2親等、もしくは故人様と

同居していた場合です。しかし、祖父母、配偶者の祖父母及び兄弟姉妹が亡くなった場合、

故人様と同居していなければ欠礼としないようです。

また、配偶者側の喪であれば、仕事関係先へは例年通り年賀状を出すこともあるようです。

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勝山宏則
専門家

勝山宏則(葬祭ディレクター)

大成祭典株式会社

80年以上に渡り、冠婚葬祭を取り扱ってきた葬儀社「大成祭典」。ご遺族に寄り添った葬儀施行、徹底した社員教育によって高い顧客満足度を実現する。

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