聞いたことはあるけどよく知らない用語 ポートフォリオって何? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、4年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第176回目になります。
今回は年金の3階建てについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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公的年金の仕組みと受給額
公的年金は、将来の老後生活を支えるための制度です。
国民年金(老齢基礎年金)の受給額は月あたり約6万9,308円です(2025年4月~、厚生労働省)。
給与所得者等が受け取る厚生年金モデルケースでは、夫婦2人分で23万2,784円(老齢基礎年金を含む)です。
公的年金の仕組みと課題
公的年金は「賦課方式(ふかほうしき)」と呼ばれるシステムで運営されています。
これは、働ける現役世代が稼いだお金を使って、高齢者に年金を支給する仕組みです。
しかし、少子高齢化の影響で年金受給者は増える一方で、働き手の数は減少しています。
その結果、将来的には年金の受け取り額が減る可能性があります。
年金の3階建て構造
日本の公的年金制度は、国民共通の基礎年金(1階部分)と会社員などが加入する厚生年金(2階建て)です。
更に企業が従業員向けに用意する「*企業年金」を2階部分とし、
そして個人で積み立てる「私的年金」を3階部分と位置づける「3階建て」の構造で語られることがあります。
老後の生活をより豊かにするためには、この3階部分の準備が大切になります。
(*確定給付企業年金や、企業型DCなど。これを3階として4階構造との考え方も存在する)
自分自身で老後に備える方法
公的年金だけに頼るのは不安な人も多いでしょう。
ではどう備えるべきなんでしょうか?
自分自身でも老後に備える必要があります。
そのためには、自助努力として投資の知識を身につけることが重要です。
投資を始めることで、資産を増やすチャンスが生まれます。
私的年金(じぶん年金)とは何か?
現役時代と同じ生活を老後も送るには、公的年金だけでは受け取り額が不足する可能性があります。
そこで、自分が掛けた金額とその間の運用損益を受け取る「私的年金」制度があります。
具体的には、「iDeCo」という個人型確定拠出年金を活用することで、税金を所得控除で減額できます。*
(*扶養に入っている所得のない配偶者の場合、ご自身のiDeCo掛金に対する所得税減額メリットはありません。)
2017年や2022年、2024年と確定拠出年金制度が拡充されてきました。
現在では企業型DCに加えてiDeCoも使えるようになっています。
なお、お勤めの会社での企業型DCがマッチング拠出の場合、
併用しない方が有利な場合も、不利な場合もあります。
DC制度の活用により、老後の生活に備えるための資金を積み立てることができます。
そして、受け取り開始まで運用益は非課税になっています。
これは行政からの「自助努力で老後に備えてほしい」という意図が込められていると思いませんか。
将来の安心のために、じぶん年金を初めてみてはいかがでしょうか。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、じぶん年金について執筆いただきました。
公的年金とは別に「じぶん年金」の存在も注目を集めています。
これから資産形成を始めようという人は、
非課税でおトクに「じぶん年金」で資産形成を目指す確定拠出年金などを活用してほしいと考えています。
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【関連記事】
・著書「NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!」
P204「なぜ3階建て年金を目指すの?」にて解説しています。
NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!Amazon販売ページ
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第176回目)。
※本コラムは特定の有価証券又は金融商品を勧誘するものではありません。また、特定の資産クラスに対する今後の方向性を保証するものではありません。
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