なぜ低コストが重要なのか？コストとリターンの関係の理解 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。
半年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど！と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい！」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第21回目になります。
今回の内容は資産運用で知っておきたい計算式「72の法則」についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります（*）は編集部校正。
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投資を始めるにあたって、怖かったのが「損したらどうしようか」という意識です。
投資である以上、いつでもプラスとは限りません。マイナスも起きるのが投資だからです。
そうなると、預金でいいのではと思うこともあるでしょう。
預金なら雀の涙ほどですが、金利が付いてきます。
長い目で見たら、このほうが増えるんじゃないかと思っていたのです。
72の法則ってなに？
いろいろ考えているうちに72の法則という言葉を見つけました。
最初はなんだろうって思ったのですが、自分の資産が倍になるまでの期間を計算できるのです。
法則的にはとても簡単。
計算は、
72÷金利(%)
たったこれだけなんです。
この法則を使って、銀行の普通預金で資産を倍にするまでどのぐらいかかるか、計算してみました。
出てきた数字は驚きの72,000年*です。
そんなにかかることを考えたら、預金する意味はあるんだろうかと思ってしまいました。
(*日本銀行2022年2月9日「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について」より普通預金の平均年利率「0.001%」を計算に使用 https://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/tento/te220209.pdf)
金利3%なら24年の現実
ちょっと72の法則を応用してみます。
金利3％あったらどうなんだろうってことです。
これだと24年で倍になることがわかりました。
つまり、0.001%の金利に期待しても、生きている間に結果はついてこないのです。
普通、どんなに頑張っても7万2千年も生きられません。
そんな時間があったら、他のことをしているほうが有意義でしょう。
お金に働いてもらう
資産運用ですから、毎年高いリターンが期待できるわけではありません。ここは大前提です。
ですが、(リスクを警戒するあまり)低い金利に期待しても、効果はかなり薄くなります。
7万2千年生きられるならいいですが、将来に向けて貯めるなら、銀行よりも資産運用してお金に働いてもらうやり方が現実的ではないでしょうか。
実際にアメリカでの家計の内、約55%は有価証券に投資しているそうです。
逆に日本はお金を預けて眠らせる預貯金が約54%で、お金を働かせる有価証券は16%程度。
長期的に見たら、どちらが大きなリターンを生むかを考え直してみるべきでしょうね。
(日本銀行調査統計局 2021年8月20日 「資金循環の日米欧比較」P2 「図表2 家計の金融資産構成」 より https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf)
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、72の法則について執筆いただきました。
日本ではお金は貯金した方が良いとされる風習が根強く残っています。
しかし、昨今の低金利環境下では資産を増やすのに莫大な年月がかかってしまいます。
預金している人や、既に運用を始めている人も、この「72の法則」を用いて、資産倍増までどのぐらいかかるのか是非計算してみてください。
この72の法則について、著書にて採り上げています。
他にも、資産運用を始めるにあたって知っておきたいポイントを多数掲載！
資産運用の入門書となっています。
・著書「iDeCo+NISA・つみたてNISA プロの運用教えてあげる！」
P58「資産倍増のコツ 72 有価証券投資 財産所得とは？」等にて解説しています。
「プロの運用教えてあげる！」Amazonページ
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど！と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい！」と感じた内容について記述してもらったものです（第21回目）。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。
