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安東隆司(あんどうりゅうじ) / 投資顧問

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コラム

ロールオーバーの仕組みを理解しないと損しているのに税金を支払うケースも! 投資初心者が知らなかった資産運用

2021年11月26日 公開 / 2022年2月9日更新

テーマ:投資初心者

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: NISA資産管理投資信託

(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。

半年近くRIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第10回目になります。
今回の内容は一般NISAを活用している人に知ってほしい「ロールオーバー」についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります()は編集部校正。
光の道
********************

NISAの仕組みはとても魅力があると感じています。
一般NISAでは海外ETFの運用もできます。
(非課税運用期間が5年間という)期限もありますが、これを10年にできる仕組みは知らないともったいないでしょう。
早めの決断が必要ですが、5年のNISAの期限を10年で活用できるかもしれないからです。
ただし、簿価を理解していないとダメなんですね。
ここが大きなポイントだと思っています。

ロールオーバーと簿価

NISAのロールオーバーは、5年間の期間が終わったあと、さらに5年非課税で利用する方法です。
5年の期限が経過し、そのままにしておくと(自動的に)課税口座に移ります。
この額が簿価となって記載されることになるわけです。
簿価ですから、この金額がこれからの基準になっていきます。

大事なのは、この後の値動きです。
これによっては、損をしているのに税金がかかるという、なんとも理不尽な状態が生まれるかもしれません。
勉強しておかないと、分かりにくいポイントですよね。

損失を取り戻して税金を取られる悪循環

NISAで損失が出たときを想定してみます。
投資ですから、いつも儲かるわけじゃなく、マイナスになる可能性もあるでしょう。
損をした状態で課税口座に移ると、初期の投資額より少なく簿価に記載されます。
100万円で始めたのに、80万円になっちゃったというのもありえる話です。
NISAなんでこの損失を損益通算できません。
他の利益と相殺できないので、丸々損をした状態です。
ところが、値上がりするかもしれないなら続けたいと思いませんか?
ここが勉強しておいてよかったポイントです。

課税口座に移すと、損失でマイナスでも簿価になります。
今回なら80万円と記載されるでしょう。
値上がりしてやっと90万円の時点で売却した時、10万円プラスになったと判断されるわけです。
初期の100万円と比べて利益は出てないのに、10万円に約20%の税金が掛けられるわけですから、泣きっ面にハチな状況になってしまいます。
NISA口座開設5年のタイミングで、これから価格の上昇が見込める銘柄ならば、ロールオーバーをして引き続き非課税での運用を続けた方が良いのだとわかりました。

ロールオーバーで非課税にする

ロールオーバーしていると、次の5年間も非課税枠です。
損失を取り戻しても利益として課税されません。
もちろん、下がった分だけ値上がりしてもらわないと困りますが、少なくても課税されないわけです。
先ほどの理不尽な事例を解消できる方法になるでしょう。
知らないと損をするわけですが、勉強しておけば理解できる範囲です。
ちょっとしたことですが、税金の額も結構な負担になるので、勉強しておいてよかったと思っています。

ただ、ロールオーバーの期限って、金融機関によって違うんですよね。
これも注意しておかなきゃいけないポイントだと思っています。


********************
(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんは一般NISAにおけるロールオーバーついて執筆いただきました。
ロールオーバーを知っておくことで非課税でより多く運用をすることが可能です。
また、一般NISAでは海外ETFや、個別株の運用も可能です。
40万円超の運用を検討している人は是非一般NISAをご活用ください。
下記リンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・日経CNBC マーケットレーダー「トクするおカネ学」
 2019年11月28日にロールオーバー等、年末に備えてほしい内容を解説しました。
 年末を逃すな!「トクするおカネ学」
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」



繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第10回目)。


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