日本の株を買わない?世界的な視点と運用の知識とは? 投資初心者が知らなかった資産運用

安東隆司

安東隆司

テーマ:投資初心者

(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。

半年近くRIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第14回目になります。
今回の内容はみなさんが資産運用について相談する時はどんな人に相談するのかという内容です。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります()は編集部校正。

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日本の株を買わない?世界的な視点と運用の知識

日本の携帯市場は島国独自の進化を遂げ、ガラパゴス化と言われています。
2つ折り携帯電話のことをガラケーと呼ぶ人も多いでしょう。
独自の機能に特化した日本の2つ折り携帯電話は、スマホ化が進む世界からみると奇妙奇天烈なものだったわけです。

ガラパゴス化は投資の世界でも、近年は海外志向の潮流が

このガラパゴス化は投資の世界でもあります。
「日本に生まれたから日本に投資する」という人が多くいるようです。
日本人だからこそ、日本の株に投資したいという気持ちは、何も間違いではないかもしれません。
でも、世界中の人が日本だけに投資するわけがないですよね。
最近では、日本人が日本の株を買わなくなったというニュースがありました。
少しずつ、ガラパゴス化から卒業している人が増えているということでしょうね。

世界の株価指数での日本比率はわずか7%以下に

実際に世界に投資する株価指数を見てみると、日本の株式に投資している指数はわずか7%以下です。
(編集部注 :2021年11月30日時点での世界の株価指数MSCI ACWIでの日本株式比率は5.65%まで更に低下しています)
日本生まれだからという理由で日本にしか投資しないのは、ガラパゴス化しているといえるでしょう。
日本株だけをみていたら進化を続ける海外市場から孤立し、取り残されるかもしれないのです。

アクティブ運用VSインデックス運用とコスト

書籍を読んでいる中で、アクティブ運用の問題がありました。
9割のアクティブ運用がインデックスに負けている状況です。
インデックス運用は、いつでも指数を追いかけ、同じ値動きになることを目指します。
アクティブ運用は、その指数を上回ることを目指す方法です。
コストは高めの設定が多いですが、将来上がるであろう株を見つけていきます。
一見アクティブ運用の方がよさそうに思いますが、結果的に9割以上がインデックスに届いていません。
将来の上がり下がりは誰にもわかりませんし、その銘柄を選ぶ人にかかる人件費もコストになり、リターンを押し下げる原因になります。

また、インデックス運用の中でもETFの活用が進んでいるのも、注目したいポイントです。
販売手数料が無料で低コストな信託報酬の設定もあるわけです。
リターンから差し引かれるコスト、小さいほうがリターンは大きくなりますよね。

学校では教えてくれない知識で身を守る

知識はいろいろと必要です。
しかし、こういう金融の知識は誰か教えてくれるわけではありません。
特に販売員は、自分たちの利益を考えれば、アクティブ運用を勧めてしまいがちです。
手数料が多いほど会社の利益が大きくなるためです。

学校で教えてくれるわけではない事実。
知識はどんどんと身につけて、常にアップデートしていかないといけません。
知識は身を守り、お金も守ってくれるのです。
ガラパゴスでいいものもありますが、資金運用は情報を得てグローバルな視線でやりたいものですね。

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(以下、編集後記)
2021/12/20 日経新聞で「日本株を買わない日本人 個人が雪崩打ち海外株へ、低ROEに見切り」という記事がありました。
日本株に見切りをつけ、米国のインデックス型ETFに回した例が紹介されていました。RIA JAPANが長らく提唱してきた、「低コスト運用のETF、インデックス運用」の広がりを感じる内容でした。
 
今回、投資初心者さんには、資産運用におけるガラパゴス化について執筆いただきました。
日本のものが良いと感じてしまいがちですが、私たちが日常で使っている検索エンジンは9割以上が海外のシェアです。
また日頃から使っているスマートフォンのOSはほとんどが海外製でしょう。
郷土愛も大事ですが、資産運用では一度その観点から離れていただきたいと考えます。
また、ガラパゴス化については多くのコンテンツにて紹介してきました。
下記リンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・ダイヤモンドオンライン
 日本が世界の株式市場に占める割合は、約7~8%にすぎないって知っていますか?
 アメリカの運用トレンド アクティブ運用は解約して インデックス運用へ
 2ページ目にて9割以上のアクティブ型投資信託がインデックスより成績が悪い事例を解説しています。 
・マイベストプロ コラム 
 日本株割合は世界株の5.65%しかない。なぜ外国株に投資しないのか?
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
 P137以降にガラパゴス化について解説しています。
 「お金を増やすならこの1本から始めなさい」Amazon販売ページ
・知ってトクするおカネ学 公式YouTube動画
 ガラパゴス運用についてYouTube動画でも解説しています。



繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第14回目)。


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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。

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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

安東隆司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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