日本のIFAは米国基準では「アドバイザー」肩書きは使えない

安東隆司

安東隆司

テーマ:所長解説のおカネ学♫

米国証券取引委員会(SEC)より2019年7月12日に交付され、9月10日より施行されたSEC ルール「投資アドバイス改革パッケージ/investmentadvice reform package」では投資アドバイザー(投資顧問業者)に登録していないブローカーはアドバイザーと言う肩書が使えなくなりました。

つまり、「金融機関から手数料をもらう仲介業者をアドバイザーとは呼ばない」と定めたのです。

この基準を日本に当てはめた場合、多くのIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)はアドバイザーの肩書を使用することができません。



あなたの担当者は米国基準の「アドバイザー」?

2019年7月19日に日本経済新聞で掲載された記事『独立系金融アドバイザーは玉石混交 変革の動きも』では以下の指摘をしています。

<IFAについて>
・IFAは玉石混交 顧客本位かどうかで見ると8割は"石"

・実はIFAは純粋なアドバイザーではなく、投信などを金融機関に仲介し、販売手数料や信託報酬の一部をもらう外務員(販売業者)

・顧客が売買するたびに販売手数料が増える
・高コスト投信を売れば信託報酬も多く入る。

・低コストの投信、 IFAは薦めない
・高い販売手数料を得られる保険を積極的に売るIFAも多い

<FPについて>
・FPを調べると、4割はIFAや保険代理店を兼ねていた
 商品を売らないとビジネスが成り立たない
・「独立系FPだから安心」と相談すると、
  高コストの外貨建て保険に必要もなく加入させられた

<RIAについて>
・商品を売らず投資の助言に徹するのは投資助言業(=RIA)
・(RIAは)預かり資産残高の一定比率の報酬を顧客からもらうことが多い
・(RIAは)法令順守に関する金融庁の監督規制が厳しい
  登録者は極めて少ない。

あなたの担当者は本当に利益相反を起こさない「アドバイザー」ですか?

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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

安東隆司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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