2025年7月第2週 日本国内金価格 週次包括レポート
エベレスト日本人初登頂記念日に寄せて:金相場も高値圏への「再アタック」局面へ
おはようございます。リファスタの杉です。
今日は何の日:エベレスト日本人初登頂記念日
1970年の今日5月11日、松浦輝夫さんと植村直己さんが日本人として初めてエベレストに登頂しました。世界最高峰8,850m、ネパール側からの南東稜ルート。装備も情報も今ほど揃わない時代に、地に足をつけて一歩ずつ高みを目指した先達がいたわけです。
奇しくも今週のNY金は、4/22以来の高値圏4,750〜4,800ドルへの「再アタック」が視野に入る局面。挑戦の節目に相応しい月曜の朝です。
先週(5/5〜5/9)の振り返り
GW明けの2営業日(5/7木・5/8金)に米雇用統計、そして土曜のライブ。たった2日間で詰め込まれた一週間でした。
- 米4月雇用統計:予想+6.2万人 → 実績+11.5万人。ほぼ倍の強さ
- ところが金は売られず、NY金は週初4,564ドル → 金曜終値4,723ドル(+3.5%)
- 主役は「米イラン平和合意期待」と「ミシガン大消費者信頼感が過去最低」
- ドル円:159円台 → 156.69円。約3円の円高
- 米10年債:4.40% → 4.367%
理屈なら「雇用が強い=利下げ後退=金売り」になるはずが、地政学プレミアムとドル全面安が勝って金が買われた一週間でした。
週末の国内相場実績(リファスタ公表)
| 金種 | 店頭買取価格(/g) | 前日比 |
|---|---|---|
| K24 | 25,855円 | ±0 |
| K18 | 19,313円 | ±0 |
5/9(土)・5/10(日)も同値で据え置き
久しぶりに私が個別に引き継いだので、土日の相場感もきちんとお伝えできるかたちになりました。
今朝5/11(月)3時時点の海外市場動向
- NY金:4,715.85ドル(金曜4,723ドルから小幅調整)
- ドル円:156.69円(横ばい)
- 米10年債:4.359%(先週末からほぼ変わらず)
海外金は週末に高値圏で止まり、ドル円も円高で踏みとどまっています。
今週のスケジュール(注目イベント)
- 5/12(火)米CPI(4月)── インフレが冷却継続か再加速か
- 5/13(水)米PPI(4月)
- 5/14(木)米小売売上高、日本GDP1Q
- FOMCメンバー講演多数(地区連銀総裁ローテーション)
- 米イラン交渉:テヘラン回答待ち(数日以内見込み)
インフレ系3指標が連続で出る「指標ウィーク」です。
今週の国内K24予測レンジ
金曜・土日が25,855円横ばいだったところから、今週の動きを予測すると:
メインシナリオは「中立〜緩やかな上値追い」。25,855円ベースから、今週は強気なら+200円〜+650円、弱気でも-650円程度のレンジを想定しています。
注目すべきは火曜のCPI。ここで「インフレ再加速」のサインが出ると、先週の金高は揺らぐ可能性があります。逆に鈍化継続なら、4/22以来の高値圏4,750〜4,800ドルへのアタック再開も視野に。
杉の今週の読み
先週末時点で「含み益の半分は確保、半分は来週の指標で判断」と申し上げました。今週は判断の週です。
火曜CPIが出るまでは静観、出方を見てから残り半分の方向性を決める。これが一番フェアだと思います。月末まで持ち越したい方も、CPI後の市場反応だけは必ず確認することをお勧めします。
エベレストも一気に登頂したわけではなく、ベースキャンプから順に高度順応して頂を目指したわけです。相場も同じで、CPI・PPI・小売売上高と段階を踏んで方向感が見えてきます。焦らず、一歩ずつ。
10時の相場更新後、店頭価格は変動します。売却検討中の方は10時以降の最新値でご確認ください。
今週も良い一週間を。
※本レポートは情報提供を目的としており、投資・売却の判断を推奨するものではありません。


