7/8(月)本日の貴金属市況〜金価格過去最高値を更新:国内公表価格13,469円
5/12【CPI発表】統計の母ナイチンゲールに学ぶ、データで読み解く金相場の行方
近代看護の母は「統計の先駆者」でもあった
おはようございます。リファスタの杉です。CPIの日、火曜日です。
今日は何の日:看護の日 / ナイチンゲール・デー
1820年の今日5月12日は、近代看護の母フローレンス・ナイチンゲールの誕生日。1965年に国際看護師協会が「国際看護師の日」、1990年に厚生省が「看護の日」として制定しました。
ナイチンゲールが偉大なのは「献身」だけではありません。クリミア戦争の野戦病院で死亡率を42%から2%まで引き下げたのは、患者の状態を毎日丹念に記録し、衛生環境を統計で可視化する仕事の積み重ねでした。彼女は世界初の女性王立統計協会フェローでもあります。
「観察し、記録し、データで判断する」── これは今日のCPI発表を前に、相場と向き合う我々にもそのまま当てはまる姿勢ですね。
昨日(5/11月)の振り返りと今朝の市場動向
国内K24(10時更新後):25,855円から動意薄
月曜は指標発表前の静観モード、FOMCメンバー講演で大きなサプライズなし。
今朝5/12(火)3時時点の数値
- NY金:4,695.15ドル(前日比 -0.44%)
- ドル円:157.113円(昨日156.69円から円安方向)
- 米10年債:4.41%(4.359%から上昇)
- 国内K24(朝3時時点):24,504円 ※10時更新後に最新値へ切替
海外金が小幅安、ドル円は円安、米金利は上昇。これはCPI発表を前に「インフレ強め」を織り込み始めた市場の動きです。利下げ期待が後退すると金利は上がる、ドルは買われる、金は売られる── 教科書通りの調整。
今日の最重要:米4月CPI(21:30 JST)
| 指標 | 前回 | 予想 | 結果次第の展開 |
|---|---|---|---|
| 総合CPI 前月比 | +0.1% | +0.3% | 上振れ=金売り材料、下振れ=金支援 |
| 総合CPI 前年比 | +2.4% | +2.4% | 2.5%超えで利下げ後退織り込み加速 |
| コアCPI 前月比 | +0.1% | +0.3% | 最注目。家賃・サービス価格の動向 |
| コアCPI 前年比 | +2.8% | +2.7% | 2.8%維持なら粘着インフレ確定 |
予想通りなら金は4,700ドル前後で揉み合い継続。上振れ(コア+0.4%超)なら4,600ドル割れ視野、下振れ(コア+0.2%以下)なら4,750ドルアタック再開。
国内K24への影響シミュレーション
昨日の25,855円ベースで、CPI結果別の今週末イメージ:
| CPI結果 | NY金想定 | ドル円想定 | K24想定 |
|---|---|---|---|
| 上振れ(インフレ再加速) | 4,580ドル | 158円台 | 25,400〜25,600円(-300円程度) |
| 予想通り | 4,690ドル前後 | 157円台 | 25,750〜25,900円(±100円) |
| 下振れ(鈍化継続) | 4,760ドル | 156円割れ | 26,100〜26,300円(+300円程度) |
杉の今日の読み
朝3時の海外動向を見る限り、市場はやや「上振れ」を警戒しています。米金利上昇+ドル円円安はその表れ。
ただし、ここで重要なのが「織り込み済み」かどうか。市場が上振れを警戒している中で実際に上振れても、反応は限定的かもしれない。逆に「予想通り」でも、警戒が解けて金が買い戻される可能性があります。
ナイチンゲール風に言えば、「予想と結果の差」だけでなく、「市場が何を期待しているか」も観察して記録することが大事。21:30の発表後、最初の30分の値動きと、翌朝までの「冷静になった後の値動き」── この2段階を分けて見るのが今日のコツです。
10時の相場更新後、店頭価格は変動します。売却検討中の方は10時以降の最新値でご確認ください。
CPI発表後、明朝のレポートで結果と相場反応をしっかりお届けします。今日も良い一日を。
※本レポートは情報提供を目的としており、投資・売却の判断を推奨するものではありません。


