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トヨタの自律型経営

安澤武郎

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テーマ:スポーツから学ぶ

去年の記事ですが、この動画、豊田章男さんも自律型組織経営を目指されていることが良くわかります。
(「自律型経営」という言葉は使われていませんが)

イチロー×豊田章男×小谷真生子 2018 「ここだけの話」

「プロにとってチームとは何か?」
と豊田社長がイチローに問いかけます。

「プロは自分のために取り組む」
「会社という器を使って自分の道を探求する」
「この会社で働けば完全燃焼でき、自分の人生は豊かになる
 という求心力のある会社を作ること」
という話が展開されます。

決まったことを繰り返すのではなく、
佳き逸脱をおこし、失敗し、その中から素晴らしいものを生み出していく
そういう会社にしていくことが自律型組織経営です。


昨日、とある経営者の会で「自律型組織経営」についての講演をさせていただきました。
そこには企業勤めをしたのち独立された経営者が何人もおられました。
「自分は若い時に会社に挑戦をさせてもらった。
 年収30万円の時代に60万円で海外研修に行かせてもらった」
「自分のいた会社はやりたいことには予算をつけてもらって挑戦できる会社だった」
と、おおらかな時代に良い環境で仕事をされていたんだと感じました。

今の時代、若い人が自分の目標を持って挑戦できる会社は増えているか?
働き方改革はそういう方向に向かっているのか?
もっとそういう会社を増やしたいですね。

「自分で挑戦できる環境はある」
「個人で挑戦すべきだ」
というのは簡単ですが、企業勤めの中で、挑戦できる環境があり、
そこから人が育っていくということは確実にあります。
人間は環境に適応する生物で、環境が人を育てるのです。

若い人が目の前の仕事に燃焼でき、若い間に実力をつけ、自分の人生を拓いていく
そういう空気を再び社会に広げていきたいですね。
改めてそう感じた動画でしたのでシェアさせていただきました。

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安澤武郎
専門家

安澤武郎(経営コンサルタント)

株式会社熱中する組織

どのような組織にも「常識の壁」「アクションの壁」「スキルの壁」「仕事のやり方の壁」「コミュニケーションの壁」「情熱の壁」があり、能力を活かしきれていません。その壁を取り除き、組織を生まれ変わらせます。

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