Mybestpro Members

安澤武郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

忘れる技術

安澤武郎

安澤武郎

テーマ:仕事術

仕事に追われ、スケジュール管理もままならなくなり、
ミスや抜け漏れを多発させている人は身の回りにいないでしょうか?
ちょっとした仕事のコツを身につけることが必要です。



多くの場合、仕事に追い回されている人は悪循環に陥っています。
仕事の一つ一つに割く時間が少なくなり、
中途半端な状態で次々と仕事に取り掛かり、
頭の中は気がかりなことでいっぱいになっているのです。

タスク管理の最大のポイントは、
「気がかりな事を無くすこと」にあります。

抱えてる仕事を全部紙に書き出してみましょう。
そして、「①絶対必要な仕事(MUST)」
「②できればすべきだがMUSTではない仕事(WANT)」に分類します。
前者が中途半端になっていると気がかりになってしまうのです。

「絶対必要な仕事」ももう少し分類できます。
「①-A:今すぐやるべき仕事」
「①-B:誰かに任せる仕事」
「①-C:あとでやる仕事」です。





「①-A:今すぐやるべき仕事」は1~3分程度でできるものを 言います。
書き出し終わったら順に終わらせていけばよいでしょう。

「①-B:誰かに任せる仕事」は、
しかるべき人に依頼をします。
この際に、「いつ」「どんなアウトプット」をもらうのか明確に決めます。
そして、スケジュールに「連絡をもらうタイミング」を 記入します。
この時点で、脳の中からこのタスクを追い出すことができます。

相手の力量が心配であれば、
作業イメージや完成イメージを説明して貰ったり、
途中経過を報告して貰うタイミングをセットすれば良いでしょう。

「①-C:あとでやる仕事」は
タスクリストに載せてじっくり付き合います。
この際に大事なことは、ゴールイメージを描き、
直近の通過点を設定することです。

市場調査のレポートを書く際も、
いつまでにデータを揃え、
いつまでに1次原稿を完成させ、
どの時点でアドバイスをもらえばよいか
作業工程の中で重要な通過点があります。

その通過点に向けて、「今何をすればよいか」が定まれば
余計な心配はなくなるという事です。

そもそも着手する前に、
仕事の受け手とアウトプットイメージを共有しておくとリスクは減ります。

そうやって、頭の中が整理できてくると、
一つの仕事に取り掛かるときに、その仕事に集中できます。
タスクの量がいくら多くとも、
それらのタスクはコントロール下に置かれ、
心の中に余裕が生まれます。

時間がないのではなく、仕事をコントロールできていないだけなのです。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

安澤武郎
専門家

安澤武郎(経営コンサルタント)

株式会社熱中する組織

どのような組織にも「常識の壁」「アクションの壁」「スキルの壁」「仕事のやり方の壁」「コミュニケーションの壁」「情熱の壁」があり、能力を活かしきれていません。その壁を取り除き、組織を生まれ変わらせます。

安澤武郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

事業コンサルタント、組織コンサルタント

安澤武郎プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼