【2022年の新人研修】「褒めると真似する」人が増えていく!? ~昨年までとの違いを実感~
ZOOMを使用したWEB新人研修を行いました。新人は25名、新型コロナの影響で入社してから数日の研修は行ったものの、その後の約半月間、自宅待機を余儀なくされていました。その新人達が久しぶりにWEB上で顔を合わせました。
久しぶりの再会
ZOOM経験者は約3割、それ以外の方はZOOMは初めての体験です。研修開始30分前にWEB上で入室していただきましたが、全員が揃うまで約40分かかりました。事前にアプリの登録を依頼していましたが、音声が聞こえない、画像が現れないなど、思った以上に時間を要してしまいました。しかし、入室して操作に慣れない不安そうな表情ではあったものの、入社式を終えたあと自宅で不安を抱えながら過ごしていたのでしょうか、同期のみんなの顔が見えるとやや表情がにこやかに変わっていきました。研修担当をしている人事の方も、みんなの表情を見てとても喜んでいました。私もほっとしました。
講師にくぎ付け
研修がスタートしました。パワーポイントで画面を共有をしながら、一人ひとりの反応を注意深く見ながら、普段よりゆっくりとした口調で講義をしていきました。受講生の反応は、真剣そのものでした。講師の画面にくぎ付けで、恐らく他の仲間の表情や自分がどう映っているかなどを気にしていないようでした。中には、カメラすれすれに覗き込むようにしている方もいました。
投票機能で参加意識向上
合間合間に、投票機能を使っていくつかの質問をしながら進めました。この投票機能、普段の研修なら「どう思いますか?」とその場でたずねるところ、事前に質問を用意しておき必要なところで投票をしてもらいました。投票をしている最中に、投票数が参加人数に満たない場合は、「まだ悩んでいる方がいますね?」等の声をかけることができます。そして投票が終わり集計結果を共有しました。皆さんの顔が「あっ!」と驚きの表情に変わりました。きっと「こんな結果が出るんだ!」と興味津々のようでした。
チャット機能で意見の共有
チャット機能を使いました。投票とは違って、講師からの質問に対して皆さんがどんな意見を持っているかを知ることができました。全員が見れるので、「なるほどこんな意見も」という表情で自分の意見を打ち込んでいました。また、研修中に疑問に思ったことを質問することもできます。中には「声が聞こえません」などの連絡をするケースもありました。
自宅待機でも一体感
最後は、新人達に「今後の意気込み」を宣言していただきました。不安な方もいるようですが、研修で習ったことを実践して頑張るという前向きな宣言が多くありました。その宣言を聞いていた人事の担当者の方が、「一人ひとりの意気込みを聞けて良かった。安心した」とおっしゃっていました。また、終了後「こんな大変な時期ですが、その中でもできる最大の取り組みに感謝しています」という言葉をいただけました。
まとめ
・ZOOMが初めての方でも、スマホに慣れている世代にはすぐに慣れる
・同期の再会や、仲間の再会にはとても有効である
・講義の進め方を工夫すれば、集中力が増す
・投票機能で、実際の研修よりも効果的に使える(事前準備が良い)
・チャット機能で参加意識の向上が図れる
・一人ひとりの宣言で全体の一体感が図れる
今回の研修をやってみて効果的だったことをまとめました。ZOOMが素晴らしいということだけではなく、上手く機能を使いそれに合わせた進め方を考えることで、より効果的な研修ができることがわかりました。
※今回の研修では、弊社講師竹岡聡子1名と講師アシスタント(私)1名、クライアント様人事担当者1名のフォローで実施しました。
新人研修だけではなく、既存の研修コンテンツを活かしてZOOM研修を今後も取り組んでいきます。
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