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品川区の特別定額給付金の郵送申請について

寺田淳

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【今日のポイント】

 何かと話題になる「特別定額給付金」ですが、タイミングよく品川区から案内が届きました。

 今日は予定を変更して、この話題を採り上げることにしました。

【特別定額給付金の骨子】

 この制度が生まれた背景については紹介する必要もないでしょう、ここでは制度の骨子のみ、説明します。

1)納付額は、一律、一人につき10万円。
2)給付条件は、2020年(令和2年)4月27日現在、品川区に住民登録がされている方です。
3)受給権者(申請者)は品川区に住民登録のある方の属する世帯の世帯主です。
4)給付の方法としては、世帯主の方の銀行口座へ振り込みとなります。
 
 注意すべき点としては、まず2)の場合で、特に会社員の場合、春の人事異動で区内に転入したものの、ドタバタして届け出が遅くなったケースは日付に要注意です。タッチの差で品川区の給付対象外になっているかもしれません。

 3)と4)に関しては、例えば口座が別々なので息子の口座と自分の口座に振り分けでもらえないか? あるいは自分は急ぐ必要もないので今緊急におカネが必要な同居中の子供の口座に自分の分もまとめて振り込めないか?といった相談があったようですが、対応としては、上記にあるようにあくまでも申請者の口座に申請書に記載した給付対象者全員分が一括で振り込まれます。例外はありません。

【申請手続き】

 給付の為には、「申請」しなくてはいけません。
申請方法には、ここにある「郵送申請」と」「オンライン申請」の2通りがあります。

 今日は、郵送申請について紹介していきます。

 因みに品川区では区役所窓口での申請手続きの対応はしていません。役所に出向いても申請は受付けていませんので、注意して下さい。

 品川区の予定ですが、まずは22日から区から世帯主に宛てて申請書の郵送が始まります。必要事項を記入、押印し、必要とされる指定された書類を同封し、返送します。なお、ハンコはシャチハタは認められませんので注意して下さい。

 ここにある同封する書類とは、まずは振込口座の確認書類、支店コード、口座番号、口座名義人がわかる通帳やキャッシュカードの写しが必要になります。

 次に、世帯主の本人確認書類として、運転免許証、健康保険証、年金手帳、パスポート等の写しからひとつを選んでコピーして同封します。※5月21日発行の品川区の広報によるこの説明箇所が、読み方によっては「本人確認書類が2点必要」とも解釈出来るのですが、コールセンターに確認したところ、通帳等のコピーの写しと本人確認書類、各1点、併せて2点の意味とのことでした。

 なお、コピーはカラーでもモノクロでもどちらでも構いません、ただコピーサイズはA4で(あくまでも要望です)、原寸大で収まるのであれば、上記の2種の書類をA4用紙1枚にまとめることも問題ありません。記号や数字が明瞭に判読できればカラーでもモノクロでも、拡大コピーでも縮小コピーでもそれだけで「失格」にはならないとのことでした。

【申請後】

 ここまでを滞りなく手続きし申請を完了したとして、肝心の振り込み日が何時なのかとなりますが、現時点でのアナウンスでは「申請受理後、振り込みまで概ね2か月」を想定しているとあります。 仮に今週末に届き、25日の月曜に郵送したとして、即受理されたとしても、振り込みがされるのは7月末前後の見込みということです。

 それでも一日でも早く給付を希望される方は、この週末から郵便ポストに注意を払うようにして下さい。


追記)
 Web申請とは異なり、郵送申請の場合、手元に「証拠」が残りません。これは今回の手続きに限ったことではありませんが、郵送での申請や窓口に出向いて原本を提出するような場合、私は個人的に「写し」をとるようにしています。

 法的に効力があるかどうかは別にして、間違いなく作成した証拠になります。裏面には手書きで投函日や場所、提出日などを記入しています。 幸いなことにこれまではこれが役に立ったことはありませんが、今回のような場合、2か月経過しても何の音沙汰もない場合、証拠として何かを残しておきませんと問い合わせ時にもあやふやな言い方しかできませんし、最悪の場合、貰えるものも貰えなくなり泣き寝入りという事態にもなりかねません。 判断は、皆様にお任せします。

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寺田淳(行政書士)

寺田淳行政書士事務所

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