第二の仕事の相談にある対照的な2タイプ
【今日のポイント】
東京人材銀行が一新されて有楽町から飯田橋に拠点を移したことを最近この場で紹介しましたが、実は飯田橋にはもうひとつ転職や再就職の支援に欠かせない組織がありました!
今日はもうひとつの組織、「東京しごとセンター」の紹介です。
【最寄り駅が同じ飯田橋!!】
今回もある相談者からの問合せで「この事実が発覚」したのが発端でした。
前回紹介しました「中堅人材確保支援センター」に行こうとした方が、JR飯田橋の駅で念のためにと場所の確認をした際に、「再就職支援のセンターはどちらですか?」とだけ話したところ、「東京しごとセンター」を案内されてしまったそうです!
東京しごとセンターは 住所で言いますと、千代田区飯田橋3-10-3で独立した拠点となっています。
対して中堅人材確保支援センターは、文京区後楽1-9-20 ハローワーク飯田橋合同庁舎内(5階)です。
地図上でみますと、ちょうど神田川とJR飯田橋の駅を挟んで南北の位置関係にあるのです。
最寄り駅が同じ飯田橋ということで、何件か同じような勘違いはあったそうです。
【東京仕事センター】
ここは管理職・技術職・専門職経験者といった「制約」はありません。 門戸開放型の対応となります。
詳しい組織の内容は、ホームページを参照して下さい。
東京しごとセンター
さて、その中から主な点だけ、簡単に紹介していきます。 ホームページのトップページでは、
・34歳以下
・30~54歳の方
・55歳以上の方
・女性再就職支援
・専門・相談その他サービス
・多摩地区の方
以上6つのサイトがあり、それぞれにインフォメーションサイト、イベント情報が掲示されるようになっています。
更に、
・ヤング
・面接対策
・ミドルコーナー
・ミドル特設サイト
・シニアしごとチャレンジ65
・東京しごと塾
・女性しごと応援テラス
・就活エクスプレス
・55歳~就活支援講習
・シニア中小企業サポート
の10項目に細分化されています。
【シニア向けのサービス内容とは?】
すべてをここで紹介するのは無理なので、このコラムの主な対象者となる(と想定している) 「55歳以上の方」のサイトにあった主なサービスを紹介したいと思います。
・55歳以上の就職支援講習の開催
職業別にコースがあり、必要とされる知識や技能を習得するが出来ます。 既に自分で就きたい仕事が決まっている場合、その仕事に関しての講習があれば、受講することで再就職にも有利に働きます。
・再就職支援セミナー
履歴書の正しい書き方、職務経歴書の正しい書き方、求人情報の正しい見方、探し方の講習や、面接を想定したロールプレイングも実施してくれるようです。
実際のところ、履歴書や職務経歴書で自社を略称するまでならまだしも、取引先を(株)〇〇と表記したり、通称〇〇社のような(マナー違反な)記載を平気でしてくる方や、職務経歴については、単に時系列で書き込んだだけ、という無気力ととられがちなケースが少なくないのです。
自己アピール力を見直すためには好都合ですし、他にも求人情報の行間や、裏を読み取るポイントを指導してくれるそうです。
例えば産業別で検索してみたら複数の産業で同じ求人情報を出している会社~本当はどういう人材が欲しいの? 文句なしの厚遇の求人~だけど求人掲載が3カ月ごとに? 離職率が高いのでは? など等を見抜くポイントを知っておくことは、無駄の少ない会社選択に繋がります。
・これからの働き方を考えるセミナー
これは55歳以上の中でも、60歳前後に限定されます。 職種転換、仕事に対する意識の切り替え、年金や保険などの資金計画などのライフプランを学ぶことが出来るセミナーとなります。
訪問時点で次には何が、どんな仕事がしたいかが、固まっていないような方はここから始めるほうがいいでしょう。
・シニア中小企業サポート人材プログラム
これは、やや人選が限定されますが、これまでの業務経験や知識を地元の中小企業等の経営サポートといった形で活かしたいという場合に、その為に必要な心構えから始まり。経営に関する基礎知識の修得などをサポートしてくれるサービスです。
【幅広い支援内容と範囲】
55歳以上の方に用意されたサービスの中から抜粋しただけで、上記の様な盛り沢山の内容となっています。 34歳以下の若い世代での再就職、転職相談から女性専用の支援・サポートまで、必要に応じて自分の意思で選択することが可能です。 ハローワークに行く前に、まずはここで自分の考えや今の実力などを冷静に見つめる事が再就職成功の為の早道になるのではないでしょうか?