第二の仕事の相談にある対照的な2タイプ
早くも7月も終わりを迎えますね。
皆さんはいかがお過ごしですか?
こんにちは!
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の
寺田 淳です。
最近は、会社勤めを続けながら
転職検討中の在職者からの転職活動の支援要請や
起業に関しての問い合わせ、在職中にしておくべき準備など
50歳を迎えて第二の人生を考え始めた同世代の方々からの
「自身の今後」についての相談業務が殆どになってしまいました。
特に、私と同い年の55歳、もはやここからが「シニア」と
呼ばれるらしく、ややがっくりきていますがまだまだ働き盛り!
高齢化社会の日本においては「重要な労働力の担い手」であるはずの
55歳の「起業」がここにきて目立って増加しているとの事です。
かくいう私が、まさにここに当てはまるので
この傾向については基本的には「賛成」派です。
脱サラ起業の増加の背景の一つには、
終身雇用、年功序列の崩壊に加え、
一部上場企業と言えども、一瞬にして存続の危機に陥る
厳しい経済環境があるのでしょう。
また個人の考え方も、会社への忠誠で存在価値を見出すことから
生きがいを感じる生活を重視し始めたからでしょう。
とはいえ、起業する場合には慎重な判断が必要なのは
言うまでもありません。
最低でも以下に挙げた事前チェック項目をとことん吟味して下さい。
・起業する場合、1人で起業するのか、仲間と組んでするのか?
・収入重視か、やりがい重視か?
・上記と重複しますが事業の拡大を狙うのか、継続を優先するのか?
・これまでの人脈や経験を活用するのか、まったくの新天地での起業なのか?
まず、これまでのサラリーマン時代と同額、同程度の収入を
起業によっていきなり得ようというのは、夢物語です。
あるアンケートによれば、起業して黒字を出しているのは約50%、
事前に想定した月商を達成したと答えたのは約40%でした。
シニア起業の場合はやりがいや生きがいを優先する傾向があるので
一気にビジネスモデル構築と成功を狙うケースが少ないのも
黒字化や利益達成が低水準な事の一因ですが
中には、やみくもに起業した=したことがゴール、
と言うパターンもけっこう見受けられます。
まさに、一流大学に入学する事だけが目的になっている場合と同じで
その後のストーリーがないのです。
または、机上のプランは完成しているものの
営業力の欠如で実現のめどの立たない場合や
対人折衝力に欠け、全てを一人で抱え込んでしまい、
当初の計画が破たんする等など
これでは事業の黒字化や、想定した月商や利益計画をクリアできるはずもありませんね。
私のような士業の場合は、事務所を構え、登録を済ませ、看板を掲げ
知り合い中心に開業挨拶を済ませた後は、電話の鳴るのをひたすら待ち続ける・・・
典型的な「自滅まっしぐら」型起業が目立ちます。
せめて、先に挙げた事前チェック項目は完全消化してから
起業と言うものに向かい合って下さい。
これらの件で詳しくお聞きになりたい方は
こちらからお願いします。
https://mbp-japan.com/tokyo/office-terada/inquiry/personal/
また、事務所の連絡先は 以下の通りです。
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