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西山広高

お金と不動産の知識で自分らしく幸せな暮らしを提案するFP

西山広高(にしやまひろたか) / ファイナンシャルプランナー

西山ライフデザイン株式会社

コラム

資産運用EXPOに行ってきました

2019年1月24日

テーマ:FP

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 投資信託

今日から3日間。東京ビッグサイトで行われている「資産運用EXPO」に視察に行ってきました。

株式・投資信託・FX・不動産・金など、資産形成に関係する会社が多数出展している展示会で、あわせて関連するセミナーが多数行われています。

昨年も行きましたが、やはり出展していく会社の多くが「不動産」と「FX」関連だったように思います。

セミナーもいくつか聞いてきましたが、参考になったのは少なかったかもしれませんが、ちょっと気になったのが今後の経済動向に関するもの。

日本では超低金利が定着してしまっており、長期金利と言っても今はほとんどゼロ。慣れてしまっていますが、長い経済の歴史を紐解けば異常事態です。

一方、アメリカなど他の先進国では利上げを行ったりし、経済と金融が日本よりはうまく回っているとはいえそうです。

経済の本来の姿は長期金利の方が短期金利よりも利率がいいのが普通。確かに、住宅ローンでも短期より長期の方が利息が高いです。

金融機関にとってみれば貸出すなわち融資=借金です。今後の金利動向についてはy速できない要素がある中、金融機関はあまり低利で貸し出してしまうと将来もしも金利が上がった時には損をしてしまう可能性があるからです。

しかし、ここにきて、アメリカも長期金利が低下、一方で短期金利が上昇しており、逆転するかもしれない、という話がありました。

過去20年の間で、アメリカの長短金利が逆転したのは2回だけ。
1回はサブプライムローン問題が発生した頃。もう1回はリーマンショックの1年前。その頃の経済状態はそこから一時的に大きく下げに転じたいわゆる「景気の転換点」「景気のピーク」とおおよそ重なります。

ということは、今年、ひょっとすると大きなトレンドの転換点が来るかもしれない、いやもしかしたらもう来ているかもしれない、という考えです。

バブル崩壊から30年。この間、アメリカやドイツの株はおよそ10倍になっていますが、日本株は半分ちょっと。アメリカ株は約10年前のリーマンショック後9年に渡って伸び続けてきていますが、その状況も変わり目が近づいていると考えられそうです。

経済が成長している状況下での株式投資はバイ&ホールド、つまり買ったら売らない、が基本ですが、日本株はボラリティが大きく、バイ&ホールドはリスクが高い。

日本株を中心に運用している人たちにとってはちょっと穏やかではない話です。


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