ネズミ対策はアロマ・ハーブが効果的というのは本当か？

薬剤などを使った毒エサに比べ、アロマ・ハーブは、人間やペットに優しいネズミ対策として知られています。
アロマ・ハーブの中には身近なものもあり、入手しやすいですね。
ここでは、ハーブ・アロマのネズミ対策の効果について紹介します。

ネズミが嫌う生活環境が対策になる

ネズミはエサや水を求めて住居に侵入し住みつきますが、エサや水があっても住み心地が良くないと逃げ出します。

例えば、ネズミの天敵となるネコをはじめ、キツネ、イタチ、ワシ、タカ、フクロウ、ヘビなどが近くにいると、ネズミはその場所からすぐに逃げ出します。
天敵となる動物の鳴き声を聞いただけでもネズミは逃げ出します。

また、嗅覚が鋭いネズミは、ハッカ、ミント、月桃（琉球ハーブ）など匂いがきついハーブ、ワサビ、ユリの花なども嫌います。
このため、これらがある場所周辺には、ネズミは寄り付きません。

ネズミが嫌うハーブ・アロマについて

ネズミの天敵となる動物を家で飼うことが難しくても、ネズミが嫌うハーブ・アロマなどを使ったネズミ対策は簡単にできますよね。

ネズミに限らず嗅覚の鋭い動物は、ハッカ、ミント、月桃（琉球ハーブ）など匂いがきついハーブ、ワサビ、ユリの花を嫌い近づきません。
これらの植物から抽出した液や油を綿などに染み込ませ、皿にのせて室内に置くだけで効果があります。

また、ベランダ菜園では、野菜や果実を求めてネズミが出没するので、ハッカ、ミント、ユリの花などを一緒に栽培すると、ネズミが寄り付かなくなることがあります。
ネズミは、ユリの花の匂い自体は嫌いですが、枯れてしまったユリの花はネズミのエサとなるので、早めに撤去しましょう。

ハーブ・アロマなどを使った忌避剤でネズミ対策

ハーブ・アロマなどを使った忌避剤も販売されていますので紹介します。
天井裏や狭い隙間にシュッとかけるだけで、ネズミが寄り付かなくなるスプレー式・忌避剤の成分は、ネズミが嫌がる天然ハッカ油、琉球ハーブなどが含まれています。

また、ネズミが嫌がるワサビに由来するイソチオシアン酸アリルを容器に入れた忌避剤は、冷蔵庫の裏や流し台の下に置くと効果が期待できます。

ハッカ油、琉球ハーブを混ぜた煙を噴出させる忌避剤は、隠れたネズミにまで効果があります。

ただ、ネズミにも順応能力があって、ハーブ・アロマなどの臭いに慣れたネズミには効果が出にくい場合があります。

また、効果が続く期間も限られており、匂いが消えてしまうと、またネズミが寄ってきますので根本的な対策にはなりません。

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