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斉川貴子

コミュニケーションがとれる話し方を磨く講師

斉川貴子(さいかわたかこ) / 司会

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コラム

見た目だけ磨いても声や話し方が伴っていなければ「期待はずれ」な印象に

2024年2月7日

テーマ:伝え方

コラムカテゴリ:ビジネス

こんにちは。
人の心を惹きつける話し方をお伝えしているサイカワです。

イメージコンサルタントの方や美容家の方が
「メラビアンの法則」を用いて「見た目が大事!!」
とSNSで宣伝しているのをよく見かけます。

「メラビアンの法則」って何?という人も
「言語情報は7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%」
というような話は聞いたことがありますよね。

そこからメラビアンの法則を用いて
第一印象は最初の3秒で決まるから「話の内容よりまずは第一印象を重視すべき」
として見た目の重要性を唱えている方が多いですね。

見た目は確かに大事ですが・・・
これはメラビアンの法則の解釈を誤解されているケースです。

本来、メラビアンの法則とは
話している内容、顔の表情やトーンに矛盾するやり取りがあった場合に、
どの情報をもっとも参考にするのかを検証したものです。
その結果、非言語コミュニケーションが大事であると結論づけたのです。

たとえば、
好意的な内容を口では言っているのに、顔の表情は嫌悪の表情を浮かべている…というようなやりとり。
「好き」といいながらも怒ったような表情で声のトーンも低かったら、
相手は「本当は嫌いなのではないか」と受け取ってしまうということを表しています。

つまり、「人の印象は話の内容や話し方よりも見た目で決まる」ではないのです。

メラビアンの法則はこのぐらいにして・・・

「第一印象は最初の3秒で決まる」から「話の内容よりまずは第一印象を重視すべき」ということで
骨格診断で自分の体に似合う洋服のデザインを知り、
自分の肌の色に合う色を知り、スーツや髪の色を変え、
自分磨きをしてきた皆さん!

あなたの話し方は見た目に伴っていますか?!
見た目だけを良くしても、その器に見合う声の張りや話し方が伴っていないと
単なる『見掛け倒し』の人で終わってしまいます。

実際にセミナー等に参加すると
パリッとしたスーツを着て胸を張って講師が登場し、
その見た目からは「今日のセミナーはどんな話が聞けるかな」と期待値が高まっているところで
第一声の挨拶がなんとも芯のない弱い声。
話していても言葉の初めに「あ〜」「え〜」が入って言葉がすんなり耳に入ってこない、
ということがあります。

見掛け倒しの講師に
「大したセミナーじゃないな。来て損をした」と思ってしまいます。

逆に大した話でなくても筋道が通っていて説得力のある話し方ができたら、
「私の聞きたい内容とは違ったな」と思っても「損をした」まで期待値を落とす確率は低くなるでしょう。

見た目と違ってがっかり…あなたはそのような経験はありませんか。

「声は人なり 言葉は心なり」と言います。
声は人格を表し、言葉にはその人の心が現れる、というものです。

磨かれた外見と発する声や言葉が一致してこそ『本物』ですね。
見た目を磨くのであれば是非話し方や声も磨いてください。

この記事を書いたプロ

斉川貴子

コミュニケーションがとれる話し方を磨く講師

斉川貴子(リ・コネクション)

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