【話し方で内容の重みに違いが出る】
一年で一番寒いこの時期の朝はキーンとした冷たい空気で耳が痛くなりますね。
寒さのあまり背中をグッと丸めた姿勢になってしまいます。
仕事をしながら時々ピーンと背筋を伸ばす軽い運動をして
ガチガチに凝り固まった肩や首をやわらげましょうね。
上記の文章は声に出して言うとイメージがしやすかったり臨場感が感じられるようなフレーズが入っています。
それは…
朝は<キーン>とした空気
背中を<グッ>と丸めて
時々<ピーン>と背筋を伸ばし
<ガチガチ>に凝り固まった
自然の音・声・物事の状態や動きを表現する<オノマトペ>と言われるものです。
擬音語・擬態語もそうです。
日常でも自然に皆さん使っています。
「サッサとこの仕事を終わらせよう」
「ザーザー降りの雨になってきた」
「ツルツルのお肌」
などなど。
オノマトペと言われる表現は感覚や感情だけでなく潜在能力にまで働きかける効果があり、
アスリートが試合で叫ぶ声もその効果を活かしたものの一つで
集中力や気持ちを高めるためにも使う魔法の言葉なのです。
※例えば、卓球の愛ちゃんのサーブの時の「サッー!」だったり
嫌な事があって気持ちを切り替えたい時には独り言で「キッパリと忘れてパッーといこう」と
声に出すなど
言葉で詳しく説明するより音で伝えた方が瞬時にイメージしやすい、印象に残りやすいものは沢山あります。
擬音語・擬態語などを入れる事により会話にも臨場感がでます。
「この仕事を早く終わらせよう」より
「この仕事、サッサと終わらせよう」
という方が早く片付けるイメージが沸き、手際よく終わらせようという気になりませんか。
「パ」行(パ・ピ・プ・ぺ・ポ)は破裂音なので特に印象づける表現に適しています。
パッと周りが明るくなる パリッとしたシャツ
ピッタリとくっつく ぴょんぴょん跳ねる
プッと笑う プリップリッのエビの触感
ペロッと舌を出す ペラペラ話す
ぽろっとつい ポタッと落ちた
何気ない会話に臨場感が生まれます。
オノマトペをつかえば、子供から大人まで感覚で分りやすく理解して貰える便利な表現です。
味のある会話にもなりますので是非使ってみてください。