【話し方で内容の重みに違いが出る】
セミナーなどで多く頂く質問に
「大勢の前で話す時に後ろまで届いているか不安です。
どうしたら大きな声が出せますか?」
というのがあります。
私の経験からでは
「どうしたら人前で緊張しなくなりますか?」
と同じぐらい、ダントツに多い質問の一つ。
声が届いているかどうか不安と思う前に
まずは、
大勢の前でマイクなしで話す時に
後ろの人までしっかり声が届いているか
最初に聞くのが一番!
「後ろの方、私の声が届いてますかー?」
それで解決出来ますよね。
ハイ、これで一つ問題解決。簡単!!
えっ!そんな事を聞くの!?
と思った、あなた!
話しを聴く身としては
聞こえるか聞こえないかのような話しに
耳を傾けるのはストレスでしかありません。
「私の声、届いてますかー?」と
問いかけられた相手は何かしら
反応してくれるでしょう。
反応がなければ、声が届いていないかも
しれませんしね。
また、あなたが話しをしていて
後ろの人が頷いていたら
話しが届いている証拠です。
日頃大勢の前で話す機会のある方なら
大きな声で話しているつもりでも
『なんか今日は声が響いていないな~』
『いつもと同じように声を出しているつもりだけど、声量が出ていない気がする』
と感じる事もあるのでは?
声は空気の振動で伝わるので
洋服やカーテンなどにも吸収されます。
大勢の前でマイクなしで話す時、
誰もいない部屋でリハーサルしている時と
同じ声の大きさで話しても
本番で聴衆の人数が多ければ多いほど
声が吸収され小さくなります。
お腹から声を出す〈腹式呼吸〉で
いつもより大きな声量で発声する意識で
話して下さいね!
ただ大きな声を出す
〈がなり声〉では
喉を痛めてしまいますよ。
大きな声の出し方は次回お届けします。