【ビジネスパーソンが必要な話し方はアナウンサーのような話し方ではない】
お願い事をされたときや申し訳なさの気持ちが嫌味なく入ってくる素敵な会話
をする方がいらっしゃいませんか。
そのような方とご一緒すると私はその方の上司・ご家族などその方を囲む背景を想像し
この方を中心とする周囲の方はいつも笑顔なのだろうなと思うことがあります。
誰もが一度は会話上手になりたいと思ったことがあるはずです。
会話を上手にする要素の一つを今回はお伝えいたします。
言葉の印象を柔らかくして伝える効果があるのが『マジックフレーズ』です。
相手に何かをお願いをしたり、お断りをしたり、異論を唱える場合などに
言葉の前に添えて使用する言葉です。
つまり、〈クッション言葉〉
ビジネスマンならご存知の方も多いでしょう。
クッション言葉とは、
名前の通り会話のなかでクッションの役割を果たす言葉のことをいいます。
何かをたずねる時
失礼ですが
よろしければ
差し支えなければ
依頼する時
お手数ですが
おそれいりますが
差し支えなければ
ご面倒をおかけしますが
お断りする時
申し訳ございませんが
残念ながら
有りがたいお話しではありますが
お役に立てず大変恐縮ですが
反対意見を言う時
お言葉を返すようですが
確かにその通りですが
おっしゃる事はわかりますが
などあります。
ビジネスメール文章では当たり前に使われる言葉でもあり、
中には意識せずとも使っている言葉もありますよね。
また、表情の見えない電話応対では声と言葉だけでのやり取りとなるので
特にクッション言葉は重要になり、接客やマナー研修でおこなう事が多いです。
クッション言葉はメールの定型文や接客のマナーとしてだけでなく、
日常会話でも取り入れる事で会話がスムーズに運びやすくなり、
大変丁寧で好印象の話し方にもなります!
クッション言葉は
相手を敬う心から生れた言葉と言われます。
周りにもいませんか。
気遣いの出来る素敵な人。
そのような方は、何気ない言葉の中に
こうした気遣いの一言が入っています。
日常会話の中で自然に使えるようになりましょう。
ただし、
クッション言葉は文字通り『クッション』。
何かをする度に一つ一つの動作に
クッション言葉を入れている方もいます。
多様するとわざとらしくなり
気持ちが込められていないような感じや
味気ない人の印象になりますので
程よく使いこなしましょう!