【クレーム対応の基本の「き」】
こんにちは。
斉川貴子です。
あなたは「上手い話し方」と聞いてどんなイメージを持ちますか。
すらすらと淀みなく話す
人を笑わせる
相手を上手く説得させる・・・なんていうイメージを持つ方が多いですね。
話し方とは、自分の知識・考え・気持ちなどを表現し、伝える技術の事です。
人の気持ちは話し方を通じて伝わるものですので、いくら淀みなく話していてもそこに情熱がなければ伝わりませんし、内容が嘘であれば信用を失います。
話したい内容は豊富に持つ事や、相手に向ける姿勢など、相手に言葉を伝えることはあなたの人間性・人柄が現れます。
セミナーをしていて自分は沢山の知識を教えて満足!
でも、受講者は詰め込みすぎて肝心な事を深堀りして教えて貰えず不満・・・
会話の中で品のない話で笑ったので大成功!
相手は「嫌な感じ・・・」
大勢の前で人の批判をして聞き手が笑ったので「笑いが出た!よっしゃー!!」
聞き手は心の中では「品のない人だなあ。」
このように感じる事は少なくありません。
皆さんにもこうした経験は1度や2度はあるはずです。
言葉を伝える手段としては会話だけでなく、メールも声や感情が直接届かないので気を付けなければいけませんね。
文字だけで相手に判断されますので、自分は何気なく伝えた文章も相手は自分の感情で読みますので予想外のところで険悪な事になる事もありますね。
実際に私も何度もメールで失敗した事があります。
自分の言いたい事を伝えて満足しているのは自分だけ。
話す事は相手がいて成り立っているものです。
自分がどう伝えたかではなく、あなたの話を受け止めてどう感じたか・あなたをどう思ったかは聞き手(メールなら読み手)が決めるものです。
「自分はこう伝えた!」「相手が間違って聞いている」
と自分だけが正しいかのようにおっしゃる方が時々いらっしゃいます。
それは違います!!
相手に正しく伝わるように話していない、話し手であるあなたの責任なのです。
笑いがなくても、聞き手が「良い話だった」と思えば、それは「良い話」なのです。
大切なのは、相手をしっかりと見る事。
同業者なら専門用語も通じます。
相手が自分と同じように横文字に強い人なら、横文字を沢山使って話しても反応が良いでしょう。
でも、専門用語や横文字ばかりを並べても、全ての人が「理解できた」と頷くわけではありません。
話の効果を上げる為には、相手の条件に合わせて話す事が大切です。
忘れてはいけないのは 「あなたの話を判断するのは聞き手である事」
自己満足の話し方で終わらない事です。
ほんの少し相手を意識するだけでも発する言葉は変わってきます。
今日から目の前の相手を少し意識して話してみませんか。