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斉川貴子

コミュニケーションがとれる話し方を磨く講師

斉川貴子(さいかわたかこ) / 司会

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コラム

役者さんになりましょう。

2016年9月11日

コラムカテゴリ:ビジネス

私は自らがマイクを持ち人前で話す仕事と並行して、人前での話し方を社会人だけでなく学生にも教えています。
先日、ある高校に訪問し就職試験に向けての面接指導をおこないました。

実際の面接を想定しての模擬面接。
知らない大人を目の前にして緊張し
右手と右足が一緒に動きロボットのような歩き方になる生徒
頭が真っ白になり滴り落ちるほどの大汗をかいている生徒
震えが止まらない生徒・・・など様々です。

面接とはいわなくても、大人でも同じような光景を目にすることがあります。
朝礼・ミーティング・交流会などでの自社PR・取引先の祝賀会や記念式典・結婚式のスピーチ・・・など
年齢を重ねれば重ねる程人前で話す機会が多くなり、人前でスピーチをして失敗したり<もっとこうすればよかった・・・>と反省した経験は誰でも一度はお持ちでしょう。

人前で話す時
「緊張せず、いつもと同じようにやればいいんだよ」
という言葉を耳にしたことがありませんか。

これ、間違いです!!(笑)

想像してみて下さい。
披露宴など大勢の前でスピーチする時に普段友人や部下に話すようにすればいいと言われても、見た事のない顔が沢山あり普段とは比較にならない人数、部屋の雰囲気も違う・・・。

「普段とは違うシチュエーション」で「普段通り」と言われても普段通りに出来るわけがないのです!

足が震え頭は真っ白になり手には嫌な汗をかいていて<自然体>でいられるはずがありませんよね。
プロの役者さんというのは、常日頃から「普段の自分」を客観的に観察しながらトレーニングしているからこそ本番で「普通」を演じる事が出来ると聞いたことがあります。

人前で話すのは普通に友人や部下と会話をするのとは違います。
だから、いつもと同じではいけないのです。

いつもよりも大きな声で
いつもより丁寧な言葉遣いやしぐさで
いつもより笑顔で
いつもより堂々と胸をはって

そして何より
いつもの自分ではなく【いつもと違う自分で話す意識】を持ち
『話す内容を繰り返し声に出して練習』することが成功の鍵なのです!!

話す練習をするからこそ、人前に出た時に聞き手には普通に話しているように聞こえるのです。
役者さんと同じですね!

この記事を書いたプロ

斉川貴子

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斉川貴子(リ・コネクション)

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