顧客要望との乖離について
以前は2023年、その前は2021年に記載しましたが、色々と状況も変わってきておりますので、
改めて記事を書かせていただきます。
なお、基本的な考え方は当時の内容と変わらないため、そちらを参照いただけますと助かります。
コロナの影響もかなり薄れてはおりますがAIの台頭だったり、世界情勢であったりで色々と変わりつつあります。
私が肌感で以前と変わったと感じた部分をお伝えしていきます。基本は業界未経験、社会人経験ありの方への内容となります。
1.リモート案件が大幅に減った。
以前はリモートワークを全面に押し出す企業が多かったと思いますが、効率が下がる傾向が多いため、
出社回帰という流れになっております。
そのため、ハイブリット型(出社とリモート半々)みたいなお話が落としどころとしてあります。
また、所謂週5出社も増えてきており、関東圏の仕事はこの2つになりつつあります。
もちろんフルリモートのお話もありますが、以前よりはかなり減ったという印象です。
また、地方案件の場合はフルリモートというお話もありますが、その分金額も高くないため、
本人に渡す給与額があまり上げられないというジレンマも発生します。
このあたりはご本人との相談にはなりますが、未経験に関しては週5出社ないしハイブリット前提という認識がよいかと思われます。
2.未経験枠の縮小傾向
SESと呼ばれる業態をメインでやっている企業は未経験者を入れる枠がないことに苦労しております。
これにはAIの台頭が影響していると考えています。
検討自体は人間が行う必要がありますが、情報収集や簡単な資料作成などはAIである程度できてしまいます。
私も一部使わせてもらっていますが、自分で行う業務で判断できるものであればAIの情報収集能力はありがたいです。
そうなると未経験者がやれる仕事が物理的に減ってしまうため、不要という流れになります。
なお、自社サービスがあるところや大手は対応できる体力がありますが、そのレベルなら経験者も集まるので、
無理をして中途で未経験者を入れることはあまりしない気がします。
先のコラムでも書きましたが、新卒で入るなら企業は研修がある、ある程度大きなところをオススメします。
そのため未経験者もある程度の勉強が必要で、基本情報技術者の資格あたりは最初に取るくらいはしておかないと
厳しいという状況です。
未来への投資、後任育成という部分では問題はあるのですが、そこまで考えてやられている企業は多くない気がします。
ご自身で勉強し続けてAIも使えるようになって常に成長し続けるつもりでないと厳しいと思われます。
今は残業規制などで早く帰れることもありますので、少しでも自分を磨く時間を作っていただければと思います。
3.AI台頭によるエンジニアの将来
所謂オフィスワーカーなのでホワイトカラーと言われる部類ではありますが、技術職でもあるので、ブルーカラーの色もあるのがシステムエンジニアの職種であると思われます。
単純作業はAIに代替されていくと思いますので、残るには人間でしかできない判断やコミュニケーション能力というのが
生き残る術であると考えています。
また、まだ法整備とかがされていないのでAI界隈は無法地帯の部分もあります。
そのため、個人で使う分にはいいが、法人として使うというのは慎重な企業も多いです。
すぐ仕事がなくなるということはないと思いますが、今後整備がされ、ある程度の安全性が確保されれば
一気に進むのではないかと思われます。
その時になって慌ててやっても間に合いませんので、今から考える力、提案力というのは鍛えておき
コミュニケーション能力も必要レベルでは持っておく必要があります。
単純に黙々とやっていればいい時代は終わりかけており、今後はマネジメント、リーダー経験であったり、
提案力、コミュニケーション能力というのを踏まえた取引が増えていきます。
エンジニアの仕事が0になることはないですが、転換点ではあるので、覚悟をもって業界に来てほしいとは思います。
未経験の方でオフィスで楽してパソコンカタカタしてればいいみたいなイメージの方もいますが、
そのような考え方は最初は何とかなるが今後上記の話が現実となったときに仕事がないということになりえます。
どの業界も同じだと思いますが、楽な仕事はないと考えてください。
なお、フリーランスはエンジニアの中で上記影響を一番最初に受ける人だと思います。
その人でなければというスキル・人柄があれば別ですが、エージェント経由など関係性が薄い場合は一番最初に契約終了になると思われます。
余程自信がない限りは止めておいた方が無難です。
上記厳しいことばかり記載しておりますが、エンジニアという職業がなくなることはないと思います。
ただ、環境自体は厳しくなっているのは事実であり、未経験で飛び込むのは明確な意思をもって入らないと
耐えられないと思います。
もし今考えられている方がいれば上記の件を踏まえて入っていただければと思います。
弊社に興味あるという場合は別途ご連絡いただければ、もう少し踏み込んだお話もさせていただければと思います。


