「愚者は経験から学び賢者は歴史から学ぶ」という話
ここ最近総裁選など政治の話が色々でておりますが、それに伴い選挙があるとも言われています。
この選挙が非常に費用がかかるということを各所言われておりますが、システム化しないのかというのは
疑問があります。
ネットで選挙活動自体はできますが、投票システム自体は直接行く以外ありません。
当然メリットもあればデメリットもあるのですが、想像を交えながら書いていこうと思います。
まずメリットですが、投票率は確実に上がると思います。
直接行くのが面倒でもネットでできればという方は一定数いると思います。
また、体が不自由で家から出るのが大変という方にも対応ができます。
費用に関してもシステム開発費や保守費はかかりますが、場所の確保や費用、人件費など
将来的には浮くように思えます。
人力で対応している部分に対し、システムが絡むことで正確で早くできるのもメリットかと思います。
逆にデメリットですが、この規模のシステム開発を対応できる企業がいるのかという部分です。
所謂官庁系のシステムでは全員が使えるというのが重視されます。
そのため、民間ではほとんどいないからと対応しない判断をすることができますが、その手法がNGとなります。
大多数の人には便利で使いやすいものであるが、一定の人には使えないは問題になります。
私自身省庁のお仕事をしていた時期があり、その点をお伝えいただいたことがありますし、
それに苦慮されているとも聞いています。
そうなると要件が非常に煩雑になり、期間と費用がかさみます。またIT業界も人手不足ですから、
そのような大規模プロジェクトに動員できる人がどれだけいるのかというのも疑問です。
費用面は後ほどカバーできるかもしれませんが期間と人に関してはハードルが高いです。
また、セキュリティ面も配慮する必要があり、そこの実現性についても苦労が多いと思われます。
システム開発の相談をお受けすることはありますが、人、金、時間はどのシステムにも影響があります。
そのため、各々をどれだけ使えるのかによって作れるものも変わります。
あるシステムは色々追加して5年以上作成したけど、結局日の目を見ないというものもありました。
ある程度優先順位をつけ、それを実現できる企業に依頼するというのは非常に困難です。
弊社にお話いただく場合はそのあたりを詳しくお話をさせていただき、その上でご依頼となればお受けする
という考え方で対応しています。
何かお困りごとがあれば問い合わせからご連絡お待ちしております。