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笠原拓

関わる人すべてをプラスにするシステム開発者

笠原拓(かさはらたく) / システム開発エンジニア

株式会社MareSpera

コラム

みずほ銀行さんのの各種障害について

2022年1月18日

テーマ:IT関係

コラムカテゴリ:ビジネス

https://www.jiji.com/jc/v7?id=202103mizuhotrouble

上記のようなカテゴライズができてしまうほど、他金融機関よりも
多く発生しており、金融庁からも改善命令が出されて改善計画を出すよう指示されており、
昨日改善計画が出されたようです。
今回色々と改善策を出されておりますが、実施できなければ意味がありません。
その部分は今後を見守りたいと思っております。

さて、当コラムでも何回か話題に出させていただいておりますが、システムがというより、内部の問題が
大きいかと思っております。

私も元々SI企業に所属しており、こちらの案件があることはよく聞こえてきており、
現場レベルの混乱はかなりあり、システムのサクラダファミリアとも言われておりました。
私自身が関わってきていないので、細かいお話はわからないですが、
第三者機関が指摘されている話は聞こえていたので、完成した今もその体質は
あまり変わってないということから問題が噴出したのかとも思えます。

システム問題があるたびにお伝えしてますが大きい原因はほぼ2点に集約されます。
1.顧客側の協力・調整不足(ゴールの明示化、必要情報の共有等含む)
2.技術側の単純なスキル不足(調整スキルも含む)

今回は1の分かりやすい事例です。複数企業が入っている状況でまともに調整もしなかったし、
まともにベンダー協力をしてこなかったゆえに終わった後に自社で何もわからないということです。
2についてはできない事をできるといったり、本来調整が必要なことをせずにいい加減な対応をして
後でちゃんと相談していれば顧客納得もして防げたというケースです。
1は発注側、2は受注側ということが多いでしょうか。
片方でも問題ですが、両方のケースもそれなりにありますので、プロジェクトごとに判断しないと何とも言えません。

前回と同じ結論になり恐縮ですが、ゴールを明確にしそれに向かい発注者も受注者も必要な検討・相談を行い、
定期的に見直しを行い、補正をしていくということになります。
片方だけでは成立しませんので、両方の協力が必要です。お金を出す側(発注者)が強いということはありますが、
お金を出したらあとは丸投げという考えは改めていただきたいと思います。

弊社としてはできることはきっちりお伝えしてご判断いただけるようにしております。
ただ、協力あっての業務になりますので、そのご協力をいただけない場合は取引自体をお断りさせていただく
こともございます。
プロジェクトよく失敗するなと思われる場合は見直していただければ幸いです。

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