社内に「社長ファン」はいますか?
助成金獲得への道(1)
私は、開業以来、ご縁がありこれまでに600件以上の助成金獲得の申請手続きをしてまいりました。
ここでは、何回かにわたり、助成金についての情報をお伝えしていきます。
仕事柄、助成金について、相談を多くいただきます。
特に目立つご相談としては、次のようなものです。
・友人の会社が助成金を受け取ったらしいんだけど、ウチも受け取れないか?
・ハローワークや労働局に行ったことはあるけれど助成金の案内は一度もされたことがない
特に最近多いのが
・最近、研修会社等から営業(FAXDM・TELアポ)があるが、信用できるか不安だ。
・助成金は、過去に申請したことがあるが申請の準備が大変で割に合わないと思った。
・過去に助成金を申請したけど結局もらえず、もう助成金はやりたくない。
・人手不足・人材の定着が今後難しくなると感じており、有効な手段を知りたい。
といったことです。
【助成金とは何か】
私が扱っている助成金は、「厚生労働省」が管轄のものです。
その目的としてはいくつかあります。
(1)労働環境の整備
助成金は、労働環境の整備や研修を行う場合に受け取る事ができるものがほとん
どです。また、会社存続、トラブル回避、法令順守等の為にも、助成金を活用する事ができます。
(2)返済不要のおカネです。
助成金の財源は事業主が国に納めている雇用保険の一部が利用されています。そ
のため、助成金は返済不要です。
(3)経理の処理は「雑収入」
受け取った助成金は、売上ではなく、雑収入になります。
(経常利益率10%の場合)50万円受給を売上換算すると、500万円の売上があった事とみなせます。
そういう意味では、助成金活用は重要な意味を持ちます。
(4)もらえる可能性が極めて高い
国や地方自治体、財団等から様々な助成金が出ています。一方で、助成金の情報は随時更新されると同時に、予算が決まっているため、
早く申請に動かなければいけません。情報収集が助成金に関しては最も重要と言えます。
(5)募集や採用にも効果がある
助成金は、国の重要施策をもとに作られています。助成金を受け取っているとい
うことは、国が求めている労働政策に従っている、すなわちホワイト企業である、
というお墨付きをもらっているようなものです。求人票や募集広告にも載せるこ
とで、安心できる会社だと、アピールできます。
次回は、助成金の財源や補助金等との違いをお伝えします。