社員採用と婚活が似ている5つの理由:成功するマッチング戦略とは?
皆さん、こんにちは。ハーレー社労士こと、社会保険労務士の桐生英美です。
社長の思いを社員の皆さんにどう浸透させていくか、今回も考えていきましょう。
社長の意思と覚悟と、伝える頻度が大事ですよというお話を前回しました。
神奈川県のIT系ベンチャー企業のD社は、創立当初から「人間主義」を基本とした
経営理念を社員に浸透させる取り組みを行っています。
I社長は社員とのコミュニケーションを自らの重要課題とし、代表者会議、リーダー会議、若手社員会議、
全社会議、経営計画発表会など、社員と接する場を数多く設定しています。
会議の冒頭には20分程度の時間をかけて、時事問題、歴史上の偉人の逸話などから経営方針、
社員に期待する行動などに結びつけた講話を盛り込んでいます。
さらにI社長は、毎月社員一人ひとりとざっくばらんに個人面談を行い、
社長と社員の思いにギャップを感じたら、その場で社員の行動や意識に変化を促すようにしています。
日常的に社員の執務スペースを回り、声をかけ、社員の小さな変化を感じ取っています。
食事会や社員旅行なども行い、社員との接触を途切れさせないように努めています。
D社の業績は順調に伸びています。
こうして社員との接触回数を増やすほか、社長の思いを浸透させるためには、
言葉そのものについての共通理解も必要です。
つまり、社長自身が言葉の意味をきちんと理解し、社員にも同じ意味で納得してもらうことです。
言葉の定義を改めて定めることも求められます。
神奈川県で美容室を展開しているH社では、
「店長とは、与えられた売上げ目標達成の責任者である」
「技術者とは、リピート率○◯%を実現する人である」
というように、言葉を具体的に定義しています。
このように言葉を明確にすることで、会社の目標も分かりやすいものとなり、
社員一丸となって取り組むことができるようになります。
弊社では、社内コミュニケーションの取り方、社員教育などのお手伝いもしております。
お気軽にご相談いただければと思います。