第46回全日本空手道選手権大会を見に行こう!~空手を修行している人、空手を修行していた人へ

田口恭一

田口恭一

テーマ:世界大会・全日本大会



■第46回全日本空手道選手権大会(11月2日(日)3日(月・祝)東京体育館) プロモーション映像

http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2014/09/29/46th-alljapan-pv/

■第46回全日本空手道選手権大会(11月2日(日)3日(月・祝)東京体育館)記者会見映像

http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2014/10/01/2014-46th-alljapan-news0929/

11月2日(日)3日(月・祝)東京体育館で開催される、第46回全日本空手道選手権大会。
この大会は日本各地から選抜された強豪選手のみならず、今回は世界各国の強豪を含む128名が一堂に会し日本一を競い合う、直接打撃制の空手日本最高峰の大会です。

前回書いた様に、今大会は来年開催される、第11回全世界空手道選手権大会、日本代表選手の選抜大会です。
日本のトップ選手は全員出場します。

そして、今大会は海外のトップ選手が全て参加していると言っても過言では有りません。出場していないのは、第44回全日本大会準優勝のゴデルジ・カパナーゼ選手位ではないでしょうか?

そう考えると、今大会は現在考えられる全世界のフルコンタクト空手界のトップ選手が全て参加する、史上最高レベルの大会であると言えます。

極真空手を修行している人、フルコンタクト空手を修行している人はもちろんの事、かつて空手を修行した人にも、この最高レベルの大会を是非とも観戦して欲しいと思います。いや、観戦するべきです。

その理由をいくつかあげてみます。

1、日本最高峰の大会。トップ選手の戦いを生で観戦する事は最高の見とり稽古です!

極真空手を修行している人にとって、なかなか全世界のトップ選手の組手を生で見る機会等ありません。
子供たちを指導しているときに感じるのは、自分が見本を見せた後の技は自分の動き似てきます。
映像がそのまま、イメージとなり、自分の動きとして取り入れられていくのです。
という事は、日本最高レベルの組手技術を生で見るのは、一番レベルの高い技術の映像をインプットできるという貴重な経験ができるという事なのです。

また、テレビ放送等では見る事の出来ない、試合前の選手の佇まい。試合後の選手の行動。

生の打撃音、生で見る動きの迫力。

これらを体験するのは、稽古に数十回参加しても得る事のできない大きな学びに必ずなります。

「最高レベルの大会を観戦する事は、最高の見とり稽古」なのです。

空手を修行する人は、最高レベルの大会を観戦するべきです。


2、やる気に火が点きます!

今、道場稽古をしていて、入門当初に比べて少しテンションが落ちている。
稽古に行くのが少し億劫になっている自分がいる。

そんな方にこそ、全日本大会を見て欲しいと思います。

何事もそうですが、やり始めた時はやる気満々で心のガソリンが満タンな状態です。
でも、時間がたつと、そのガソリンは消費され減って行きます。
それは、仕方がない事です。

そんな時は、気持ちが燃える映画を見たり(若いころの自分の場合はロッキー)、盛り上がる音楽を聞いたり(選手のころの自分の場合はイノキ・ボン・バ・イエ)、熱くなる試合の映像だったり(大会前の自分の場合は第17回全日本大会の試合映像)等、映像や音楽で気持ちを盛り上げて、心のガソリンを補てんする事が大切です。心のガソリンを満タンにし、火をつけてくれるのが、この全日本大会なのです。

選手達の人生をかけた必死な戦い、高度な技術の応酬を実際に目にした時、必ずやあなたのやる気に火をつける事でしょう。そして、その経験は空手の稽古だけでなく、普段の生活にも良い影響を与えてくれるはずです。

3、教えてくれる先生の頑張りは、特に心も体も熱くなります!

特に、指導を受けている先生の熱い戦いを見る事は、試合に感情移入することができ、身体が熱くなり、すぐにでも稽古がしたくなります。

実際自分も、第17回全日本大会での先生の素晴らしい戦いを見て、自分もあんな風になりたいと感動しました。そして、さぼり気味だった稽古に再び参加するようになりました。

あの大会を観戦しなければ、今の自分は無かったかも知れません。

4、強豪外国勢と日本選手の戦いは、まるでワールドカップや野球のWBCの様に愛国心に火を点け、更に感動します。

かつて、第4回世界大会の準決勝で、松井館長がマイケル・トンプソン選手に逆転一本勝ちをし、日本武道館を埋め尽くした観客全員が総立ちで、昂奮の坩堝と化した場面を体験した時に、「世界大会に出たい!」「この舞台に立ちたい!」と真剣に稽古に取り組む様になりました。

第6回世界大会準決勝で数見選手がグラウベ選手に逆転した時、数見選手の一蹴り、一蹴りに会場が一体となって歓声を上げた時の興奮。

あの当時の選手なら、あの試合を見て闘志に火がつかない訳ありません。

第8回世界大会で、木山選手がエベルトン・テイシェイラ選手を準決勝で破り、決勝でセルゲイ・プレカノフ選手を退け、日本の王座を奪還した時の喜びは今でも忘れられません。

このように、大会を観戦すると、心のガソリンを満タンにしやる気に火を点けるのです。

それは、子供から大人まで極真空手を修行している人全員に言える事です。

実際、全日本大会が終わった後の道場の子供たちは全日本大会の話題で持ち切りになり、組手で選手の技を真似して出したりします。

それだけの影響があるのです。


5、首都圏の人は幸せです。

全日本大会は6月の大阪で開催される全日本ウエイト制大会、11月に開催される体重無差別の全日本大会の年2回しかありません。

昨年のウエイト制の際、当支部の選手を応援するために大勢の方が大阪まで足を運んでくれました。でも、遠いので行きたくても応援に行けないという方が沢山いました。

東京で開催される全日本大会も、レベルの高い試合を生で見ようと、今年一番強い選手が誰なのか自分の目で見届けようと、地方からわざわざ見に来る方が沢山います。

バスをチャーターして観戦に来る道場もあると聞きます。

そんな人がいる中、会場まで電車で1時間もかからず日帰りで観戦できる首都圏に住む我々は幸せなのです。



このように、世界最高峰の試合を生で目にするチャンスはめったにありません。

空手を修行しているお子さんのやる気に火を点ける良い機会です。

選手を目指す人は、最高峰の技術を学ぶには絶好の場です。

そして、普段教えを受けている身近な先生がすべてを賭けて戦う姿を見る事は、自分の生き方にさえも良い影響を与えてくれるかもしれません。(実際に自分がそうでした)


第46回全日本空手道選手権大会。

今年の大会は見どころ満載です。(昨日のコラム参照)

http://mbp-japan.com/tokyo/kyokushin/column/40639/

かつて修行されていた人は、忘れ物を取り戻しに道場に通いたくなるかもしれません。

実際に大会後に、再入会される方が何人もいます。


現在空手を修行している人、かつて修行されていた人は、11月2日(日)3日(月・祝)は東京体育館に足を運んでいただき、選手達の熱い戦いを見て、是非とも自分の心に火を点けて欲しいと思います。



国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部(三軒茶屋・三宿・二子玉川・成城学園・狛江・祖師谷・田無・昭島・東大和)
支部長 田口恭一

HP&blog :http://setahiga.com/
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■大会トーナメント・観戦チケット情報

http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2014/09/24/46th-alljapan-news02/

■選手強化合宿レポート

http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2014/09/16/0915/

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田口恭一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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