極真精神と大和魂

田口恭一

田口恭一


未曾有の大地震、津波、そして放射能の問題・・・

今、日本は本当の意味で危機にさらされていると思います。


私が所属する、極真会館は全国・全世界に支部があります。

大地震が発生してすぐ、極真会館本部によって安否確認掲示板が開設されました。


http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2011/03/anpikakunin201103.html


東北各支部の支部長・責任者・道場生の数名の安否が確認できない状況でしたが、この掲示板を通じて極真の仲間が動き、多数の安否を確認することができました。

茨城の支部から、救援物資の要請があり、ただちに本部、そして関東の支部から救援物資が届けられました。

本部には、海外からも、今も数多くの心配のメール、応援メッセージが届いているそうです。

極真の組織の素晴らしさを実感しました。

世界中どこでも同じ道場訓、同じ理念を持って修行している仲間の絆の強さ。まさに、極真ファミリーです。

「頭は低く、目は高く。口謹んで、心広く。孝を原点として他を益する。」

世界の道場生が、この理念のもと、志を同じくして修行をしています。

極真は武道であり、武道は日本の財産でもあります。

そして、日本は大和とも言います。

大きく和する。

皆で助け合う精神。

極真魂=大和魂

この精神を持ってさえいれば、必ずやこの危機を乗り越えることができると信じています。

今、それぞれの立場で、被災者の為に、日本の為に自分は何ができるのか?何をすべきなのか?

日本人すべてが真剣に考えていると思います。

空手指導者として、今何ができるのか?
格闘家として、今何ができるのか?
教師として、今何ができるのか?
タレントとして、今何ができるのか?
音楽家として、アスリートとして、芸術家として、
父として、母として・・・
親として・・

皆が、自分の為にでなく、人の為になることを考えています。

これは、日本ならではの事ではないでしょうか?


この危機を乗り越えたとき、日本の精神が世界に広まり、本当の意味での平和が訪れるのではないでしょうか?

そんな気がしてなりません。


大袈裟でしょうか?



国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部
支部長 田口恭一

HP&blog :http://setahiga.com/









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