言問学舎の冬期講習2024‐25 なぜ復習が大切か
今月初めより「国語力.com」にて連載しました「高校生の現代文テスト対策『こころ』本篇」第5回を10月14日に掲載し、導入篇1回、本篇5回にて、今回の「高校生の現代文テスト対策」としての『こころ』の考察は、完結しました。
「今回は」、これで「完結」ということは、高校生のみなさんが『こころ』を読むのは、教科書においてであることが多いと考えられるためです。本来は、教科書に載っている「K」の自死に至るくだりは、ページ数で言えば5分の1前後の分量です(もちろん、全体の構成の骨格をなす部分ではありますが)。だからこれだけで『こころ』という作品のすべてではないのですが、「現代文テスト対策」という意味では、ひとまずこれで完結、とさせていただくわけです。
「国語力.com」では、以下の5回に分けて、おもに「K」の自死に向かって考察をすすめています。
本篇第1回 <先生と「K」>
〃 第2回 <「K」を下宿に呼んでから>
〃 第3回 <精神的な向上心とは?>
〃 第4回 <「K」の覚悟>
〃 第5回 <なぜ「K」は自死したのか>
※サイト上の掲載順は、逆になっています(第5回→第1回)。
全体の読み方として、第1回で「先生」と「K」の関係をつかみ、第2回でその「K」を下宿に呼びよせてからの人間関係を知ることが、準備となります(導入篇の「解答例」に、「御嬢さん」に関するまとめも載っています)。
そして、なぜ「K」の恋が自死にまで結びつくのか(単に失恋したためではないのです)、それを解くカギが第3回の「精神的な向上心」であり、第4回の「覚悟」も押さえて、第5回で「K」の自死の理由について、考察しました。
「テスト対策」としてご覧下さる方は、(サイトの)「文章が長い」ということで、忌避しないで下さい。この連載は決して「長い」ものではありません。『こころ』のような小説を読むにあたって、これくらいの鑑賞・考察文は、あたりまえに必要なのです。また、「先生」と「K」、「御嬢さん」の関係は、総括的にまとめて読み下してありますから、小説の本文を読んだ際につかみにくかったところが、すっとわかるはずです。
上記5回のうち、どこか気になる部分だけでも、ぜひしっかり読んでみて下さい。『こころ』が、よりよくわかるようになるはずです。
また、教科書だけでなく、文庫本で『こころ』を通読した方は、ご参考までに下記の記事も、あわせてお読み下さい。「K」以外の全体について考察しています。
専門家による時事ネタコラム『JIJICO』 「百年読み継がれる名作」小田原漂情
私自身は『こころ』について、まだ「明治の精神に殉ずる」ところを考えなければなりません。あらためて見解を発表することもあろうと思いますが、とりあえず、今回はこれにて『こころ』に関するご案内を終了させていただきます。ありがとうございました。
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