言問学舎の冬期講習2024‐25 1年生も頑張っています
今日10日は、多くの私立高校で入試が行なわれます。私立が第一志望の方、都立第一志望で併願優遇利用の方、一般で受ける方、さまざまですが、どうかみなさん頑張って下さい。
さて、都立高校を本命として受験される方は、もう残り2週間を切ったわけでずが、残り少ないこの期間の勉強のポイントを、ご紹介したいと思います。
弊塾では今年、中学受験と大学受験でそれぞれ1名ずつが、本人にとっての高い壁を乗り越えて合格しました。おそらく最後の詰めの勉強が、ものを言ったと思います。限られた時間ですから、とにかく「得点アップ」のできる勉強に、集中しましょう!
全体のウェイトから言うと、この時期は社会を一番多くやりましょう。今まであまり重点を置いていないと思いますし、短期集中で暗記して、ズバリ得点につながります。小問1問が5点ですから、「アップ幅」として非常に大きいです。逆に正解できる問題を落としてしまうと、大きな痛手となります。
では科目ごとに、今からできる効果的な勉強をお伝えします(国・数・英は共通問題対象)。まず社会ですが、都立では歴史より地理の方が問題数は多いです。世界地理、日本地理と、両方出ます。特に雨温図(気温と降水量のグラフ)は、世界、日本とも、代表的なものの特徴(例;世界では南半球の気温のカーブ、雨季と乾季、乾燥帯の降雨ゼロ期、寒帯の低温/日本は日本海側の冬の降水量の多さ、北海道、南西諸島の気温、瀬戸内と中央高地の少ない降水量)を、きちんと頭に入れておきましょう。
歴史は、大まかな年表の流れと、重要な出来事をつかんでおくことが大事です。公民分野は最低限、憲法と政治(国会や選挙、地方自治など)の基本をチェックしておいて下さい。
理科については、得意な人は、過去問の解答用紙の右側の問題(大問4~6)のような例題を、たくさん解いておきましょう(計算の仕方を特に、再点検して下さい)。苦手な人は、左側の問題(大問1、2)の暗記的な内容をきちんと覚えることが、得点アップの秘訣です。
英語でこの時期に得点アップにつながるのは、リスニングと英作文です。リスニングは過去問でCDをよく聴いて、聴き取り方の感覚をつかむのと、何を聞かれ、何を答えるのか、解答のしかたも含めて、練習をしておきましょう。英作文は、指定された通りに書きさえすれば、何点かはもらえる部分です。過去問や、問題集の英作文の問題を使い、簡単で意味の通る文を書くことだけ、練習しましょう。
数学は、何よりもまず、大問1を確実に正解すること。そのために不安のある形式の問題は、繰り返し解いておきましょう。作図も大事です。使うテクニックは基本的なもので、「どのやり方を使うか」を見つけるのがポイントです。大問1は、計46点の配点ですから、ここを取るか落とすかで、まったく得点が変わります。
また、大問4の「図形の証明」も、おいしいところです。証明は苦手、と引き気味になる人が多いと思いますが、出題されるのは、合同か相似の基本的な手順の問題です。難問を解く必要はありません。基本的な証明の手順を、きちんと練習しておきましょう。
過去問になく、今年出る可能性がありそうなのは、二次方程式の解の公式と、球の表面積、体積が出て来る問題です。公式をきちんと身につけておいて下さい。
そして国語は、まず漢字です。「書き」は5・6級、「読み」は3級レベルです。2点×5問ずつ、計20点ありますから、ここで手がたく得点しましょう。
また、大問4の200字の記述を、時間内に書き上げられるように練習しておいて下さい。とにかく、自分の考え、感じたことを、一定以上の字数で書き上げればいいのです。最低限8行は、書かなければいけません。これである程度の点数は、もらえるはずです(指定と違うことを書いてはいけません)。
もう一つは、選択肢の選び方です。都立の国語の場合、4つの選択肢のうち2つは、まずあきらかに☓がつきます。残り2つを本文と照らし合わせて、違うところ、合っているところを、きちんと見分けましょう。
以上のことができれば、かなりいい点数がとれるはずです。
今年の受験生の方にお伝えするテクニック的なものは、これが最後になるかと思います。みなさんのご健闘、ご成功をお祈り致します。悔いを残さぬよう、全力で臨んで下さい。
関連コラム 言問学舎の指導法 新中学1年生~3年生について
◇電話番号は以下の通りです。
03‐5805‐7817 「マイベストプロを見た」とお伝え下さい。
メールは「メールで問い合わせる」
「フォームから問い合わせる」よりお願いします。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
[[文京区の総合学習塾・言問学舎http://www.kotogaku.co.jp/]]