言問学舎の冬期講習2024‐25 中3生期末躍進、社会連続100点達成
間もなくの天王山、中学3年生の二学期期末テストに関連して、古文の中の「枕詞(まくらことば)」と「序詞(じょことば)」に、11月3日のコラムの中で言及しました。
今日は「和歌」の中でも理解しにくいものの一つである「序詞」を中心に、この2点についてご案内しましょう。
「枕詞」も「序詞」も、「ある一つの言葉を導き出すため」に用いられる表現技法です。それぞれの違いは、以下の通りです。
枕詞 あらかじめ決まっている 大体5音(節)の言葉 ※一部4音(節)あり
序詞 その都度作者が考えて作る おもに二句(五・七)以上の言葉
具体的には、このような例があります。
枕詞 たらちねの→母 あしひき(あしびき)の→山 あをによし→なら(奈良、平城)
等々
序詞 多摩川にさらす手作り→(さら)さらに
みちのくのしのぶもぢずり→乱れ
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の→(長)長し 等々
再度まとめると
①「枕詞」は決まったものだから、それ自体と導かれる言葉を覚えればよい。
②「序詞」は一首ごとに違うので、出てきたその作品についてのみ勉強する。
という違いになります。このことがよくわからないと、序詞はいくら勉強してもわからない、ということになってしまいますね。
「国語の勉強の仕方がよくわからない」という声を聞きます。「読解のポイント」は、多く文章を読み、「自分で考える」ことによって身に着く性質の強いものですが(指導の仕方の差も大きい)、上記の「枕詞」「序詞」のように、肝心なところを教わらないために難しくとらえてしまっているものも多いことでしょう。国語をしっかり勉強したい方、あるいはどうやっていいかわからない方、どちらもお早めに、言問学舎にいらして下さい。
★冬期講習の概略・予定につきましては、明日より小学生/中学生/高校生の順で、順次ご案内致します。ご期待下さい。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎