マイベストプロ東京
小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

2学期からの新しい教科!中学生の<公民>の学び方~言問学舎の指導法

2012年9月20日 公開 / 2012年10月12日更新

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 2学期になり、中3の社会科は「公民」の授業が始まったことと思います。私が中学生だった三十数年前も、「公民」でしたが、要するに「政治」と「経済」を合わせた科目のことです。

 さて、この「公民」、地理や歴史以上に、中学生にとっては手ごわい科目でしょう。たとえば「経済」について、辞書などに載っている意味を中学生にそのまま説明しても、ほとんど理解できません。「世の中の、お金とものの動き」というようにかみ砕いても、今度は実体がつかめませんね。

 言問学舎では、次のように教えます。

 <まず、お金とものの動きであることは覚えてね。ふつう、家の「お金」はお父さんやお母さんが働いて給料をもらって来て、食べ物や着るもの(身につけるもの)、本や電化製品など、いろいろなものを買います。ところで、給料をもらう会社にはたくさんの人が働いているわけだけど、君たちの家で買う、必要なもののすべてに、それを作ったり、売ったりする人たちがかかわっている。そしてそのすべての人が、やはり同じように「家計」を持っているわけだ。また会社にしても、ものを作る会社なら、材料や部品をおさめてくれる別の会社があって、その別の会社にはまたいろいろな取引先があり、そうしたあらゆる関係が、お金やもの(サービス)の動きといっしょに流れている。それを全部ひっくるめたものが「経済」ということなんだよ。>

 これで完璧というわけではありませんが、ほとんどの中3生は、「経済」というものの姿はとらえてくれます。その上で、家計の細目や、家計と企業、政府との関係などに入るわけです。

 地理や歴史でも同じことですが、肝心なのは、その分野の全体像をイメージしてから、細部の学習に入ることです。それがないまま、ただ「暗記、暗記」の繰り返しでは、社会という教科は苦痛(もしくは無関心のきわみ)になるばかりでしょう。

 そして、「政治」については、この中3という時期にこそ、しっかりその土台を学んで欲しい。自分が大人になった時、自分や家族の生き方を選択する判断の大本が、そこにあるからです。中2まででは幼いし、高校生は「自分の考え」を確立すべき年代ですから、やはり「中3」という年齢に、きちんと「公民」を教えること、それが言問学舎の教育の、ひとつの柱です(もちろん、フラットな立場で教えます)。

 今年からの新学習指導要領で、中3の一学期まで「歴史」を続けてよいことが明文化され、ほとんどの中学校で、「公民」は二学期からになったと思います。実質二学期だけの三、四か月で、十分教えられるのか、懸念が残りますが、だからこそ言問学舎では、十全の備えをもって、指導に当たりたいと考えています。

 テスト前のこの時期、ぜひ「体験授業」を有効にご活用下さい!昨日から、中間テスト対策をかねて、「人権思想」についての授業を開始しました。

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎

この記事を書いたプロ

小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(有限会社 言問学舎)

Share

小田原漂情プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5805-7817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小田原漂情

有限会社 言問学舎

担当小田原漂情(おだわらひょうじょう)

地図・アクセス

小田原漂情のソーシャルメディア

rss
ブログ
2024-04-10
youtube
YouTube
2011-06-23
youtube
YouTube
2022-06-11
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のスクール・習い事
  4. 東京の学習塾・進学塾
  5. 小田原漂情
  6. コラム一覧
  7. 2学期からの新しい教科!中学生の<公民>の学び方~言問学舎の指導法

© My Best Pro