急告 令和7年プレ入塾説明会兼冬期講習直前相談会開催のご案内
さて、中学3年生の社会=地理において、年明けからの「直前暗記事項」と、今すぐ取りかかって長期的な知識とするべき「常識的暗記事項」、およびこの時期と直前期に重ねて勉強する必要のある「学習的事項」について、ご案内します。
「常識的暗記事項」の代表例として、前回、都道府県名の入試における重要性と、暗記の仕方の工夫をお伝えしました。そのほかの常識的暗記事項は、次のようなものが挙げられます。
・世界の六大陸、三大洋
・造山帯、主要な山脈
・世界の主要河川(中でもアマゾン、ナイル、ミシシッピ、長江、黄河は必須)
・主要国の位置と首都(G8 と中国は必須、G20レベルまでできるだけ)
・日本の主な山脈、河川、平野、港湾等
・都道府県名と異なる都道府県庁所在地名
これらは受験に限らず、大人になっても知っておくべきことがらですから、一過性の受験型直前学習でなく、長期に記憶すべき項目として、早めに覚えるなり、再度整理をするなりしておきましょう。
「直前暗記事項」としては、ずっと覚えておいて悪いことはないけれど、「覚えられる量」を考える時、一気に集中して覚えた方が効率がよい項目を挙げておきます。
・都道府県の農産物、生産額
・都道府県または工業地帯、工業地域ごとの主要出荷品、金額
・政令指定都市(現在20都市)
・世界の気候区分
・日本の伝統工芸
上記2種の、いわば中間に、2度、3度、繰り返して勉強し、仕組みを理解すべき、「学習的事項」があります。以下のような項目です。
・時差
・縮尺 グラフと資料の読みとり
・地図記号と地形図の読みとり
・日本の気候区分
・記述問題
・時事的問題
「気候区分」で世界と日本を分けたのは、「知っておくべき重要度/人生における遭遇頻度」が理由です。時差、縮尺、グラフや資料の読みとりは、繰り返し勉強する必要があるため。地図記号と地形図の読みとりも、ほぼ同様です。
記述問題は、早めに慣れ、繰り返し訓練して行く必要があります。時事的問題は、東京都立ではストレートな出題は多くありませんが、「思考力」を問うために題材として用いられることがあります。この傾向は、今後強まると考えておく必要があるでしょう。
上記の項目で、すべてが網羅できたわけでは、もちろんありません。ただ、「性質」と「覚えやすさ」「学びやすさ」の傾向は、ある程度おわかりいただけると思います。この分類を参考に、「自分自身のやりやすさ」も加味して、効果の出る勉強をつづけて下さい。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎